詩焼画の猫が漆喰を舐める蜘蛛は今にも地獄の迷路を遊ぶことが好きやといった斜視の愛子は兎唇の兄さんとともに大理石の風呂に入るホテル西洋の傾斜した壁に左手をあてると血の跡が残る者は誰だか分からない暗闇の転倒した車内では沢山の指が降って来てくださいと汚されたセーラー服のなかの猫は嘲笑った