詩かつて顔をもった男は球体連鎖に棘を掻きむしり赤い水道管の思い出を石畳に剥がすこともなく樹状細胞は限界で我を忘れた女神たちがやがて性器の森に群生したメガウイルスでさえ両唇の間に滑らかに咥えこんだあの人の塩嘗め指を噛み切った音がしない青空はぼやけた私の感覚記憶に影のない少女アリスです