多分10年前と思うのだが定かでありません。私が住んでいる山里にある伝説をブログに
乗せた事があります。昔話は子ども達の寝物語ですから短いものです。
その話に前後左右を創作して、面白くしてみました。(自分一人が思う)
創作企画・ 私 しじ
絵 ・ 友人
(時代考証不明・まぁ昔むかしです)
第1作・「魚切瀧のえんこう」
右を見ても、左を見ても山山山、聞こえるものは鳥の鳴き声と、栄堂川の流れ・・・
東から西に向かう一本道が続く志道村、
何処に行くのか、姿美しい旅の女・・川に何か見つけたのか
「あら~なんで岩の上に美しい花が」 ・・しばらく眺めていましたが、足の疲れもあり
「少し休みましょう」・川に降りて行きました。旅の女はこの川の怖さを知りません。
綺麗な花に気をひかれて・・・さ~ぁ大変な事になるのです。
この川には「えんこう」が棲みつき、色々な物に化身し動物から人間まで川底にと
引きずり込んでいました。
狙っています・女の人をあ~ぁ・どうしょう~。
川に入り綺麗な花をてにしたとき・・ザバーンと川の中から女を捕らえた。
「きゃ~っ・助けて~】叫べど、おらべど・・誰も居ない・・・
遭われ女は瀧壺へと引きずり込まれてしまった。
数日後、村の住人、性は・ 魚 名は・取りべい。 (この時代にリール竿とは)
と。名乗る人が魚切瀧に息子と魚釣りに来た。
「お~金太気をつけろや・滝壺に落ちるなよ」 「あ~大丈夫だよ」
「夕方からが良く釣れるが、村の噂でのーぉーえんこうが出るらしいぞ」
「知っとる・知っとる、隣の婆さんも言うとったでー早くいのーで」
「よっしゃ・・・」
やー釣れるは 釣れるは・・一生懸命、今晩のおかず仰山釣れた。
ななんと、気が付くと辺りは薄暗くなり始めた、
「金太~いのーでー(帰る)・」
「 わぁ~遅かった、出た~でた~金太ぁ~」
金太は親父のふんどしを引っ張る・えんこうも引っ張る。
いや~~ふんどしが外れてよかった・
二人は一目散に家にと逃げ帰った。
つづく