いつかまとまった形で書きたいと思っていたのですが、今は忙しくなってきてしまって行けていないのですが、精神科医の名越康文先生の講座で体癖(たいへき)というのを学んでいます。
体癖とは何かについては
というブログでけっこう詳しく説明したので読んでもらいたいです。
それで、なんで僕が体癖というものに興味が出て、そして必要としたかと言うと、それは占いで人と向き合っている時に
「この人が何を感じ、そして、何を求めてもがいているのか」
というのを、すごく人にとってリアルに追求する学問のひとつが体癖論だったからなのです。
占いでわざわざお金を払ってまで相談にいらっしゃる方って、当然何かに対して行き詰っている方が多かったです。つまり、自分の今の現状と「ゴール設定」みたいなものをペラペラと喋れる人って少なかった。
たとえばなんですけど、
窮地に追い込まれた時の反応って、体癖という体の癖を持つ人によって違うのです。
窮地に追い込まれれば追い込まれるほど「いや、僕は今逆に燃えているんです」って息まく人もいた。これは体癖で言うと7種という、闘争型の人です。そして、窮地を感じ始めた瞬間に「だって私はちゃんとこの時こうしましたから。だから、何が結局悪かったのか、きちんと理由を知りたい」とか、そういう、原因を「ロジックで、系統立ててちゃんと知る努力をしたい。でも、実際の頭の中はパニックに陥っている」という人は、体癖頭脳型の2種とか。
星座で言うと、獅子座ってけっこう闘争型の部分を持っています。「君にはそれは難しいと思うよ」と言われると「お前に言われたことは死んでも認めたくないです」と言って、より熱心に取り組んだりします。逆に「あなた、よく頑張ったね」と褒められると、本当にどうして良いのかわからなくなってしまうこととかあったりする。
そういう性質が、体癖で言うと7種という、闘争型とリンクしているところがある。「売られた喧嘩は買う。逆境こそ、戦う価値がある」という感覚。
体癖にしろ、星座にしろ、僕にとっては「人それぞれで、見ている景色、感じている景色って本当にこれだけ違うのか」っていう驚愕に気づかされて、これからも初心で勉強していきたい分野なのです。
体癖が闘争型のお子様に「お前、悔しくないのか」と言って駆り立てるとどこまでも頑張ってしまう。でも、ちゃんとその子に注目してあげて、ここぞという時はそばにいてあげないと「人は誰も頼れないんだ」と、変に虚の方向に行ってしまったりもする。
多少不幸を感じている時の方が「絶好調!」と感じる変態的な体癖とかもあって面白いんですよ。