これちょっとどうしても読んで欲しいことがあって、自分の周りだけかも知れないのですが、この夏、つまりこの6,7,8月って、ものすごく仲違いが多いんです。今まですごく仲が良かった夫婦の人も仲違いをして数か月口をきいていないとか、数十年ぶりの大喧嘩をして冷戦状態とか、とにかくそういう話が多いのです。

 

ちょっと今年の1月にFM横浜のGod Bless Saturday(ごぶさた)に出演させてもらったときに

 

2016年と2017年って龍の年に思えるって言ったんですね。はい、思いきり怪しいですね。

 

その時のブログがこちらで、そこから抜粋したいのですが

 

“2017年ってそのストレスにみんなが我慢できなくなっちゃうんです”

 

龍って、「今まで溜めてきたものが一気に噴き出す」とか「抱えてきたことが我慢できなくなる」とか、もっとプラスの面では「今までコツコツやってきたことが一気に大成果に結びつく」って、良いことにしろ、悪いことが起こるにしろ、ふり幅がすごく多くなってしまって、どっちにしろストレスになってしまうんですね。

 

みんなが、「マイペースにやって、色々修復しながらすこしずつ前に進む」ということが難しくなって、「何かが起こるときは予測もできなくて一気に」って感覚なのです。

 

だから、動揺が激しい。「え、それ今言うの?」とか、さっきの仲違いの話だと「なんでこんなに言われなくちゃいけないの?」とか「え、私そんな怒らせるようなことした?」って、ちょっとこれを覚えておいて欲しいのですが

 

2017年って、あらゆる行動とか現象が派手です。

 

だから、そのことの激しさとか派手さに動揺し過ぎないでください。できれば「ふーん」って言って「あ、今こういうことが起こったのね」ってちょっと動揺しながらも「大きく受け止め過ぎない」って心構えがすごく大事になります。

 

■ アドバイス

 

ここからはアドバイスなのですが、

 

何かショックなことが起きている人、身近な人と仲違いをしている人。できれば神社や仏閣に行ってください。これは別に特定の宗教がどうとかではなくて、気持ちを立て直す時って「娑婆(しゃば)」の空気じゃやっぱりダメなんです。ある程度神聖で丁寧な空気が流れていないと「あの野郎」という気持ちが色濃く残っちゃうから。

 

そこで、いわゆる神社とかお寺の境内に入ったときに、心をできるだけ静かにして

 

「ここまできたか」

 

とつぶやいてみてください。心の中で大丈夫ですよ。

 

そしたらですね、人は一人の力を取り戻していきます。名越康文先生が言う「ソロタイム」です。

 

「ここまできたか」と言ってみるとですね、人生って本当に「奇縁の連続」でしかないことに気づきます。誰かと一緒になることも、今いる場所も、今やっていることも。

 

でも、それって誰かのおかげでもあるし、自分の力で成し遂げてきたことでもあるし、その奇縁をつかむことができたのは自分自身であるし。

 

他人とか人間関係って、どうしてもストレスの原因になります。でも、誰かがいることで「ただいまー」って言ってきた過去とか現在があるわけだし、おみやげを見たときに「あの人に何か買っていこうかな」と思えたリ、花を生けたら「綺麗。どこで買ったの?」と言ってもらったり。もしそれが最近の記憶でなかった人は「他人から言ってもらった温かい一言」とか「温かい空気」を思い出してみてください。今ひとりの人も。

 

今年ってどの人も限界まで追い詰められている人が多いです。それは外見的にわからなくても。

 

だから、いっぱいいっぱいになってしまって、ちょっとの掛け違いから「ムッ」として謝れなくなったなんて本当によく起こります。

 

その時は「ここまできたか」と、あとは「それ以外は幸せなんだよな」ってそのショックな出来事以外のことをちゃんと思い出してみてください。そして自分にできることをする。仲違い問題に関してはちょっと放っておく。自分の時間を欲しいときってどの人もあるわけだし。

 

もう一度言います。

 

2017年は「起こった出来事の激しさや派手さ」に惑わされ過ぎないでください。

 

音が大きく聞こえ過ぎるし、現象が強く見えすぎるだけです。

 

だから、ときどきひとりの時間を持って「ここまできたか」を。

 

ひとりの時間を取り戻して、それで謝りたくなったら謝ってください。まだ時間が必要だと思ったらそうしてください。