クロサヒラタアトキリゴミムシ
という
珍しいゴミムシがいる。↓
個体を基準として
1967年に新種として
発表された。
東京都産 ↓ の本種
(左上:青梅市産、右上:青梅市産、下:八王子市高尾町産)
その後
本州の各地や
九州で
新産地が発見されていった。
いずれの地でも
少なく、
地域によっては
レッドデーターブックに掲載されている。
最近、
(正式に発表する予定)
中間に位置する
琉球からの記録は
今のところ無い。
大陸に広く生息する
広域分布種でないかと
思っている。
この属のゴミムシは
鱗翅目昆虫の幼虫(イモムシ)専門の
捕食者だ。
種によって
主な捕食対象となる
イモムシの種やグループが異なる。
クロサヒラタアトキリゴミムシは
一体どんな
イモムシを襲って暮らしているのだろうか?
特定の樹木で
まとまって得られた記録が
ほとんどないため、
調査対象を絞り込めず、
切り込みあぐねているのだ。