約3年前に民法が改正され、
相続に関するもの、債権に関するもの、と
段階的に施行されてきました。
そして、いよいよ約半年後の
来年(令和4年)の4月1日には、
民法の定める成人年齢が20歳から18歳に引き下げられます。
令和4年4月1日時点で18歳、19歳の人は、
この日から成人に達します。
令和4年4月1日時点で18歳未満の人は、
18歳の誕生日を迎えたら、成人に達します。
いっぺんに成人の人口が増えますね。
成人に達して、最も大きく変わることといえば、
”単独で法律行為ができる”ようになることでしょうか。
敢えてこの層を狙ってくる悪徳業者もいそうなので、
消費者被害に遭わない様に注意して頂きたいと思います。
一方、成人に達したからといって、
何でもできるようになるわけでは無く、
他の法律等によって、20歳以上でないとできないものも多々あります。
例えば、酒やタバコは、20歳からですね。
何が変わって、何が変わらないかは、
詳しくは法務省のHP等ご参照頂くのが一番分かり易い気がします。
数年前は、多少はニュースになった気もしますが、
あと半年くらいで施行される時期になったのに、
たいして報道されていない気がして、少し心配しています。
当事者世代である10代後半の方々とは交流が無いので、
どんな意識でいるものなのかはよく知りません。
”成人になる”ことの意味を
ちゃんと理解してくれているといいのですが。
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司法書士 黒川雅揮
司法書士黒川雅揮事務所HP⇒http://k-legal.jp/