最近、法務局が混んでいる気がします。
自分で不動産や会社の謄本を取得したり、
自分で登記の申請に来る方が、かなり増えているそうです。
さて、
法務局には、登記申請について案内してくれる、
「登記手続案内」窓口が設置されているのですが、
ここでは、”登記に関する相談”は行っていません。
いろいろ相談できる、手取り足取り教えてくれる、
と勘違いされている方が多い様ですが、
あくまでも”登記手続案内”です。
「登記手続案内」とは、
登記申請書の書式の案内や、添付すべき必要書類の案内です。
登記関係書類の事前審査はやっていません。
※法務局は、実際に申請された登記書類を審査して、
登記の可否を判断する機関です。
申請される前に、内容を審査することはあり得ません。
※例えば、銀行から借入する時に、銀行の窓口で、
申込書類への記入方法や、必要書類の案内はしてもらえますが、
「〇〇すればローン審査は通しますよ。」
「事前にこれでローンが通るかチェックしてください。」
といった相談には応じてもらえません。
これと似た様な話だと思います。
尚、登記申請の代理、登記申請の相談に対応できる資格は、
司法書士と弁護士に限定されています。
（登記の種類・内容によっては、土地家屋調査士も）
登記手続について、相談を必要とする場合は、
ぜひ最寄りの司法書士にご相談ください。
※ちなみに、行政書士、税理士、その他の事業者が、
事実上、登記申請の代理をしている件（←違法行為です）について、
法務局側としても、ようやく厳しい対応をする方針になった様です。
詳しくは、法務局からのチラシがありますので貼付します。
ご参照ください。
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司法書士 黒川雅揮
司法書士黒川雅揮事務所ＨＰ⇒http://k-legal.jp/
