株式会社を設立する際には、
設立登記の申請前に、
公証役場にて定款を認証してもらう手続が必要です。
電子定款にすると、
４万円の印紙税も不要になりますし、
公証人との打ち合せも比較的スムーズなので、
良い事ばかりな気がしますが、
欠点を挙げるとすれば、
オンライン申請が可能になったにも関わらず、
認証済みの定款を受領するには、
どうしても、直接面前にて受領しなければならない、という事位でしょうか。
※ちなみに、受領については、紙ベースの定款でも同様ですが…
定款は、設立する会社の本店所在地と
同一都道府県内の公証役場で認証してもらう必要があります。
当事務所では、
東京都内の会社設立の場合は、蒲田公証役場へ、
神奈川県内の会社設立の場合は、川崎公証役場にて
定款を認証してもらっています。
当事務所からは、たまたまどちらの公証役場もスグの場所にあるので、
いまのところ、認証済みの定款の受領にはほとんど不自由は感じていませんが、
以前、埼玉県内に会社を設立する手続をした際には、
一番近い公証役場でも、往復１時間以上かかってしまい、
けっこう大変でした・・・
（しかも、急ぎの案件だったので）
一般的には、
遠方の公証役場にて、認証済みの定款を受領する為には、
依頼者本人に公証役場に出向いてもらうか、
または現地の司法書士の先生などに受領をお願いする事になりますので、
“急ぎで会社を設立したい”
“なるべく手間をかけたくない”
“設立にかかる費用を抑えたい”
という場合には、
やはり近所の司法書士に依頼した方が良いのかもしれませんね。
Kurokawa
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