登記を管轄法務局に申請してから
登記が完了するまでは、ある程度時間がかかります。
不動産登記、商業登記のいずれの場合も、
一般的に都内だと、だいたい１週間前後で完了します。
※管轄外への本店移転登記の場合には、
１０日～１４日程度かかります。
※商業登記をオンライン申請した場合には、
数日で完了しもらえる事が多いです。
申請書類の内容に不備がないか、違法な部分は無いか等を
登記官が調査して、問題無ければ、
登記事項に反映させます。
この調査に時間がかかるというわけです。
登記申請は、受理された時点で効力が発生しますので、
その内容が登記事項に反映されるまでの間は、
法務局側は、当該不動産または会社に関する
登記事項証明書を発行する事ができません。
不動産登記の場合には、
登記申請中に、登記事項が必要になって困るという事は、
現実としてあまりありませんが、
商業登記の場合、
会社は登記申請中もそのまま営業活動を続けていますので、
急な契約があって登記事項証明書が必要になった場合、
会社設立後に法人名義で銀行口座を急いで作りたい場合等には
非常に困ってしまいます。
登記申請の内容と関係がない部分のみの一部事項証明書でさえ、
登記事項証明書は発行してもらえません。
つまり、例えば、目的変更登記を申請していた場合でも、
代表者事項証明書（商号、本店、代表者のみの証明書）は発行してもらえません。
ですので、
登記事項を変更した場合、
会社設立後すぐに口座が必要等の場合、
先々のスケジュールの事も考慮して、
なるべく早めの登記手続をおすすめしております。
Kurokawa
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