今年の原爆の日は

都合で

広島にいることができなかったのですが

広島県以外の地域では

あまり原爆の日に関心がないと感じます。

テレビ朝日
「大下容子のワイドスクランブル」で

幻の映画「ひろしま」をとりあげていました。
私は思わず
「あ!!これ、この映画!」
と食い入るようにみてしまいました。

やはり封印されていた映画だったのか・・・と。

私の父は
当時国鉄職員で「入市被爆」をしています。
黒い雨が降ったあとに西広島駅から広島駅に歩いて向かいました。
そのときの生き地獄と化した
広島市の様子を幼い頃から聞いていました。

廿日市中学校の2年生だったか
この映画を授業でみました。

1973年か1974年ではないかと思います。
平和を考える学習がたびたびあったからです。
話は聞いてはいましたが
あまりの衝撃に恐ろしくて、恐ろしくて、
家に帰って、映画の話を父にしました。
父は、
「映画などで表現などできるはずがない。」
と言いました。

その後、「はだしのゲン」など出版され
話題になりましたが、あの映画が
なぜ人々に知られることがないのか
不思議に思ってきました。

原爆の映画やドラマはたくさんありますが
あの映画が一番実情に近い表現を
されていると思うからです。

 

原爆投下の8年後に

広島市民の協力を得て、あの頃の服などを集め

手弁当で作り上げたといいます。

 

この作品の主人公である

女性教師の役は月丘夢路さんが

演じていらっしゃったとのことをこのたび

この番組で知りました。

長い間、あの女性教師はどなただったんだろうと

思い続けてきたからです。

月丘夢路さんの娘さんの井上絵美さんは

料理研究家で、恩師です。

絵美先生にこの映画の話をしたかったと思いました。

 

広島出身の大下容子さんもこの映画の存在を知らなかったと

言われていました。

番組の取材によると、

反米的な作品であるということが理由だったようです。

 

はだしのゲンも差別的な表現が多いということで

教科書その他の掲載がなくなりました。

 

これからどのように後世に伝えられていけるのか

あの日の被爆者の娘として、

考えさせられます。

 

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エキストラは約9万人 "幻"の映画「ひろしま」上映 東京(毎日新聞) - Yahoo!ニュース