東京にいるのに、沖縄にいる?と思う店。
沖縄アンテナショップ 「銀座わした本店」
今年の2月で23周年を迎えた。
「わした」とは、沖縄の言葉で「私たち」という意味らしい。

店内では、スタッフのみなさん沖縄出身で、
アロハシャツの仲間「かりゆしウェア」というスタイル、そしてフレンドリーな応対。
ネームプレートには「渡嘉敷」さんとあり、
やっぱり、今自分は沖縄にいるんだ、と思ってしまう。
店長の渡嘉敷さん

驚いたのは、店舗の広さ。
他県のアンテナショップを数々、訪れたけど、ここは遠くまで見渡せる。
1階が96坪。地下1階、50坪。
日本とはいえ、異国情緒たっぷり。
めったにお目にかかれない不思議な野菜 「アロエ」や「へちま」「海ぶどう」
普段目にするピーマンやゴーヤー・たまねぎ・マンゴーは、宮古島産とある。
島豆腐・島らっきょう・ウコン・もずく・ゴーヤーチップスといった島特有の食品、沖縄コスメなどがぎっしり。
なんとアイテム数は4000種類。圧倒的な品ぞろえだ。
通路は、沖縄本土と同じように「国際通り」とあり、沖縄旅行でお店周りをしている気分
揚げたてのサーターアンダギーや
アイスクリームを沖縄の赤がわら屋根のシーサーをながめながら食べられる。

お酒のコーナーには、シークワーサー・泡盛の品揃えはこのショップが断トツで
泡盛は、なんと46種類!450本!
 
地下一階に降りると、ワクワクのムードは一変し、
、琉球の職人さんの、魂のこもった伝統工芸が並ぶ。

沖縄ガラス、漆器、染織、布 楽器の三線など。
受け継がれてきた歴史の重みを感じる空間になっている。
 
さて、沖縄と言えば、ゴーヤーチャンプルー。
この店で買えるもので作ってみよう。
ゴーヤー、島豆腐、赤ピーマン、彩りに黄色ズッキーニ。
普段のスーパーで買うよりも、1.5倍から2倍の値段。
そして、やっぱり気になる80センチも長さのあるアロエ・へちま・海ブドウ。
普段目にしないので、値段が高いのか安いのかはわからない。

何ができるかわからないが、試しに購入して帰ろう。
 
さあ、料理!

ゴーヤーチャンプルーは、島豆腐と宮古島の赤ピーマン・ズッキーニ・へちまを入れてみよう。
味付けは自由なので、オイスターソース・鶏ガラスープの素で仕上げる。
 
見たことも食べたこともない、
80センチの長いアロエは
、透明で糸をひき、味はない。
ところてんみたいな感じ。

へちまは皮をむき、食べられる部分は、水なすのような味。
海ブドウは「とびこ」のようなプチプチの食感。

全部を一緒にして、ポン酢で食べると・・・・おいしい~~。
「アロエへちま海ぶどうのポン酢あえ」
どこかの居酒屋で採用されるかも・・・なんて。
 
東京の我が家が、宮古島の空の下になるメニュー・・・うふふ
 
銀座に沖縄があったと知った「わしたショップ」で、
めんそーれ。
 
風日舎  雑誌 「地域人」の中の 「コアコア新聞」に掲載されたリポートです。
 
原稿は、本誌掲載ではなく、私の元原稿とブログ用にアレンジしたものです。