銀座熊本館は、銀座ソニービルの並び、日動火災の
レトロなビルの1階にある。
ウインドウにも、中央入口にもくまもんが大きく手を広げて
お出迎え。

大きな地震の被害にあった熊本県。
名産品を買って、支援しようと、
銀座熊本館は、当時1日中多くの人でにぎわい、外に60~80人の
長蛇の列ができた。 この小さなショップでは、入場規制が行わるほどだったとか。
店内はこじんまりしているが、熊本名産の食品がぎっしり並んでいる。

中でも、このようなショップには珍しく、
キャベツやにんじん、しいたけ、にんにく、しょうが、卵などの
新鮮野菜が、熊本の産地が書かれた袋に詰められており、思わず
手にしてみたくなる。

その他、小麦粉、きなこ、白玉粉などの粉もの、ちりめん、わかめ、
うになどの加工品、お菓子類、みそワイン、焼酎などの酒類が並ぶ。
2階は、大人気くまもんのグッズで埋め尽くされた
キャラクターショップ、そして奥にはちょっとしたスペースに
テーブルといすが数個あり、一息つくための休憩所と
観光案内がある。
だご”とは熊本弁で“団子”のこと。
だご汁”とは小麦粉を練ってちぎった平らな団子を汁に入れた郷土料理。
料理サイトにも、熊本だご汁の作り方として、検索できる。
農作業に忙しい農家の人々が、食事の手間と時間を節約するために作られた料理で、
気軽に食べられるうえに腹持ちが良いという利点があるそうだ。
しかし、正月の「雑煮」がそうであるように、同じ熊本県内でも、
地域によって個性があり、例えば、阿蘇地方では、
豚肉、しいたけ、根菜など山の具が豊富に入った味噌ベースの汁、
有明地方では、貝類や鶏肉ですまし汁風に仕立てられるなど、
各地域の食材をいかしたもので
似たような料理に、すいとん、ほうとうなどがある
ショップには、レトルトとインスタントが販売されている。
「いきなりだんご」とは、
いきなり作れるおだんご、という意味だそうで、
急な来客があってもすぐにできると言われる、郷土のお菓子。
特徴は、ふかしたさつまいもとあんこが層になっていること。
もち米と小麦粉を練って、蒸したものになっている。
こちらも料理サイトで検索できる。
どちらも
このショップで揃えられるものだけで作ってみることにした。
だご汁には
熊本産の野菜、この日店頭にあった
キャベツ、にんじん、しいたけ、なす、サトイモ、
シソの穂を購入。
いきなりだんごには、白玉粉、さつまいもを購入。
あんこは売られてないので
きなこを購入。 きなこは大豆なので、
砂糖を混ぜれば、あんこのような味になるはず・・・・というわけで、「きなこあんこ」  なるものに初挑戦!
想像して作った割には、なんとも、おいしいあんこに!
さつまいもと包んで蒸せば、オリジナルの 「いきなりだんご」のできあがり

一方、だご汁は、小麦粉と白玉粉を合わせて練って平たい餅状に。
だし汁で煮たものの中に野菜を加え、煮立ったら、みそを溶いてできあがり!
野菜のこくも加わり、みその風味とやわらかい餅が極上のおいしさ。
阿蘇のしその穂がいい香り。
だんごは、不思議なきなこあんことやわらかいさつまいもが
マッチして、素朴な風味がなつかしい。
そして
かわいい くまもんのカップ酒が食卓にかわいさをアップ。
コスパは 一人分が だご汁 72円
いきなりだんごは 9.6円
これからの季節、どちらも体を温める。
いきなりだんご

きなこ・・・1.8円
さとう・・・・1,1円
白玉・・・・2,43円
小麦粉・・・1,1円
さつまいも・・・3,2円
合計 9.6円 
だご汁
材料費・・・・・・・1722円(白玉粉・きなこ・カップを除く)
     およそ30分・・・1人分 57円
その他  一人分の
      みそ5g・・・・・5円
      だし5g・・・・5円
小麦粉・・・小麦粉 15g・・・・5円   合計 72円