鈴の音と幻想的な音楽が流れ、雨の音がしだいに嵐のように変わっていく。RAINの登場を今か今かと待つ客席。するとステージの後方にRAINの姿が。割れんばかりの歓声の中、「IT’s Rainig」と共にRAINが登場し,2曲目「太陽を避ける方法」を熱唱した。コンサートかと間違えそうな、アーティストRAINならではの ライブスタートで、客席はスタートからヒートアップ状態だ。
「皆さん、お久しぶりです。」と日本語で挨拶するRAIN。今回は本ホールに入りきれなかったファンの為に、「生中継映像会」として特別に同じ施設内のホールに会場が 設置されたほどの人気ぶりである。
11月上旬から、映画『ニンジャ・アサシン』のプロモーション活動でアメリカ・カナダ各地を回り、11月28・29日には香港にてアジアコンサートを開催。次いで12月3日にジャカルタでのコンサートを終え ジャカルタからそのまま来日をしたRAIN。長く続いた海外活動をこなしての来日であったが、ファンの前では始終笑顔を見せていた。
香港のコンサートでは、なんとジャッキー・チェーンが応援にかけつけてくれたという。映画『ニンジャ・アサシン』は米国ハリウッドでの反響もよく、11月26日より、韓国、香港でも同時上映され 他のアジア地域も次々と上映されている。映画のポスターがニューヨーク タイムズスクェアーの大型電光掲示板に掲載され、韓国の俳優では初めての快挙であり「本当に嬉しいです」(日本語で)と素直な気持ちを語った。完成された肉体の写真も披露され、この映画の為の体作りの苦労などもあったようだが、「自分でもとても気に入っている。アクションシーンもとてもいい仕上がりになっているので、是非観てほしい。」と映画に対する満足感と自信を述べた。
そして、ファンがとても楽しんだのは、クイズのコーナーではないだろうか。RAINを密着取材した番組「Rainy day」からのクイズで、RAINの起こした行動をRAIN自信が答えるというものだ。間違えるとRAINは罰ゲームを受ける。なぜか、全て不正解。(笑)罰ゲームには、「熊三匹」を歌うというものがあり、踊りがなくて少し残念ではあったが、可愛い歌声はまさに、ドラマ『フルハウス』のヨンジェそのものだった。また、マイケル・ジャクソンのムーンウォークも披露され拍手喝さいを浴びた。
クイズでは、ファンの抱くイメージとRAIN自信の思うイメージがあっているかというもの。さすがにピッタリと合っていて、中には「もし透明人間になったら何をしたい?」という問いもあり、「女風呂を覗きたい。」というお茶目な回答もした。正解をすると、拳を上げての喜ぶ様子は、負けず嫌いのRAINが素のチョン・ジフン(本名)になっていて本当に愛くるしい。
プレゼントコーナーでは、このクイズでRAINが書いたフィリップも抽選でプレゼントされ会場は大いに盛り上がった。
そして、RAINが初めてプロデュースしたアイドルグループ「MBLAQ」がゲストとして登場した。初の日本来日の5人だったが、ファンたちはすでに よく知っているようで大歓声で迎えられた。『G.O.O.D Luv』と『OH YEAH』(日本語バージョンで)を歌い、各々の特技も披露した。また、メンバーのGOは、RAINの『LOVE STORY』を歌った。RAIN先輩のファンミーティングでRAINとRAINのファンの前で歌うのは、どれだけ緊張したことだろう。JOONは、『ニンジャ・アサシン』でRAINの若い頃の役を演じたのだが、選ばれた理由として「RAINの口元に似ているから」というエピソードも明かした。さすがにRAIN直々の指導だけあってダンスもパフォーマンスも楽しい。これからも期待したい新人グループである。
また、このMBLAQのステージの間に、RAINは「生中継映像会」の会場に直接挨拶に行ったという。本来は登場予定はなかったのだが、せっかく足を運んでくれたのだからというRAINの優しい気持ちからの行為でまさかのサプライズに思わず泣き出してしまった女性もいたという。
RAINとのふれあいがあり、MBLAQのステージもあり、MCの「ますだ・おかだ」の増田氏との軽快なやり取りも楽しい満たされたファンミーティングだった。やはり最後はRAINのライブ!「RAINISM」「I DO」「さよならの代わりに」を熱唱し、ファンたちの気分は最高潮のままファンミーティングは幕を閉じた。
RAINはこのファンミーティングを終えると、約1ヶ月ぶりに韓国へ帰国。その後少し休息をとって12月24・25日には、米国ラスベガスにて 3年ぶりとなる米国単独公演を開催する。また来年1月23・24日には大阪(大阪城ホール)でアジアツアー「LEGEND OF RAINISM」の公演開催が決定した。8月に開催された、埼玉に続いての2度目の日本公演となり、ファンにとって嬉しいアンコール公演だ。日本での『ニンジャ・アサシン』の公開も期待され、来年もまた楽しみな年となるだろう。
ファンミの詳しいレポなのでアップしときます。
写真は試写会(笑)