「紳士の品格」(2012年)などで知られる俳優キム・ハヌルと歌手“RAIN(ピ)”として日本でも人気のチョン・ジフンが共演する韓国のサスペンスドラマ「レッド・スワン」の第1話、第2話が7月3日に配信された。ジフン演じるソ・ドユンが初回から大迫力の銃撃アクションを披露。ハヌル演じる主人公オ・ワンスとのロマンスの予感も漂わせる内容の濃い滑り出しとなった。(以下、ネタバレがあります)

 

■財閥家内部で展開するスキャンダラスなサスペンス 「レッド・スワン」は、財閥家の秘密と欲望を暴くスキャンダラスなサスペンス。韓国上流階級のトップ1%に入る大財閥“ファイン家”に嫁いだ元プロゴルファー・ワンス(ハヌル)がある日、何者かに銃撃される。黒幕が家の内部にいると考えたワンスは、新たに彼女のボディーガードとして採用された元警察官・ドユン(ジフン)と共に、家族たちの秘密を探っていく――。 第1話ではワンスが狙撃されドユンに助けられるエピソードが、第2話ではドユンがワンスのボディーガードとなって財閥家の闇を見聞きしていく物語が描かれた。 

 

■チョン・ジフン、迫力の銃撃戦&筋肉美を披露 中でも、第1話の銃撃シーンは迫力満点。無精ひげ姿のドユンが、爆炎の中でワンスを車の陰に避難させ、降り注ぐ銃弾を交わしながら駆け抜ける。普段、RAIN(ピ)としてステージ上で鍛え抜かれたダンスパフォーマンスを披露しているジフンだけにアクションも見事なもので、その美しく力強い身のこなしに視聴者からも歓声が上がった。 銃撃戦の後は、ドユンが自ら負った傷の手当てのために上半身裸になり、筋肉美をあらわにする場面も…。無精ひげにラフなヘアスタイルの無造作な姿と、ボディーガードとして再登場後、髪を固めて黒ネクタイ&ダークスーツ姿で再びワンスの前に現れたフォーマルなスタイルとのギャップもたまらない。 

 

■チョン・ジフンのまなざしに注目…大人のロマンス 続く第2話では、夫のキム・ヨングク(チョン・ギョウン)の秘密を目の当たりにしてしまったワンスが酔いに任せてドユンに急接近する…という、本作ならではの“大人のロマンス”もしっかりと描かれた。 財閥家の後継ぎの妻として、また、やりがいあるチャリティー財団の理事長として華々しい日々を送るワンスだが、周囲から見れば完璧な生活を送っているようで、心の中は虚しさ、寂しさでいっぱい。ワンスの胸に広がる欠乏感を、ドラマ「空港に行く道」(2016年)で「KBS演技大賞」最優秀女優賞も受賞したハヌルが繊細に演じている。 そして、すがるような思いで熱っぽい視線を向けるワンスを穏やかに受け止め、見つめ返すドユン。ジフンは制作発表会でドユン役について「他の人に比べるとセリフが少なかったですが、すべての感情をまなざしで表現しないといけなかったので大変でした。すべてを理解したまなざしで見つめなくてはいけなくて…」と打ち明けていたが、その“すべてを理解した眼差し”がさっそく登場した。 1週目からアクションあり、サスペンスあり、しっとりとした大人のロマンスありの盛りだくさんな内容に視聴者からも「ピ様かっこいい!」「俳優としてのRAINお久しぶりだから嬉しい!」「キム・ハヌルさんあいかわらずお美しい」などと期待の声が上がっている。 2話冒頭では、ファイン家の誰かが殺害され使用人たちが騒然としている場面も映し出され、ますますストーリーが盛り上がりを見せていきそうな「レッド・スワン」(全10話/毎週水曜に2話ずつ配信)は、ディズニープラスのスターで独占配信中。次回は7月10日(水)に第3・4話が配信される。