2030年国際博覧会(万博)誘致を目指す韓国・釜山市を訪問した博覧会国際事務局(BIE)の調査団は5日、万博会場予定地の釜山港北港を視察した。

 

 

調査団は、万博会場と展示館の造成や宿泊施設の準備計画、会場へのアクセスなどに関するプレゼンテーションを聞き、朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長ら釜山市関係者と専門家から詳細な説明を受けた。釜山万博の姿を立体的にイメージできるジオラマ(模型)と3次元(3D)映像を観賞したほか、屋外展望台から北港の開発現場を視察した。

 

 

市民団体の代表との昼食会では釜山万博に対する市民の熱意を聞き、趙承煥(チョ・スンファン)海洋水産部長官とも面会した。

夕方には海雲台にある映画祭専用館、映画の殿堂で開催されたイベント「Kカルチャーナイト」に出席。

ガールズグループOH MY GIRL(オーマイガール)や男性歌手RAIN(ピ)らによるK―POPコンサートのほか、世界的ソプラノ歌手スミ・ジョーの公演を鑑賞した。

調査団は6日には釜山万博の広報と事業費に関するプレゼンテーションを受ける。

世界唯一の国連記念公園を訪れた後、若者世代との昼食会、今回の視察で最後となる夕食会に続き、広安里海水浴場で行われる大規模な花火ショーを鑑賞する。

調査団は7日午前、韓国格安航空会社(LCC)のエアプサンが用意した特別機で帰国の途に就く。