芳村思風一語一会 vol.5858
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教育する側が心得ていなければいけない10か条
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1. 大人は常に子どもたちに人生の夢を語り続けなければいけない
2. 教が育を越えてはならない。育てるために教えるのである。教えすぎたら個性をつぶす。
育てるとは、欲求や潜在能力や天分を引き出すこと。
3. 肉体が成長している間は、まだ大人ではない。30歳までは子どもと考える。
30歳までの子どもの言動の責任は親にある。
4. 人間への深い理解をもつ。
イ.「理屈じゃない、心が欲しい」とは、愛されたい、わかっても
らいたい、認めてもらいたい、ということである。
ロ.人間は誰でも長所と短所が半分ずつある。
短所がなければ人間ではない。
5. その子から学ばなければその子の親にはなれない。
愛するとは、相手から学び、相手を知ること。
6. 自分がその年頃のとき、どうだったかを思い出しながら、子どもに接する。
7. 子どもは、常に激しく感じている。親の何気ないひと言や目つき・
表情・態度が、子どもの心に深い傷を与える。
8. 親は子どもに間違ったことをしたと思ったら、すぐに謝る。
「ごめんね、許してね」
9. 親として「いかに在るべきか」という理念への問いを持ち続けて生きる。
夫婦はもっとお互いをほめあうことが大切。
10. 子どもの成長に応じて接し方を変える。
「愛の子育て」(改訂版)より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・9月6日(土)東京思風塾
13:00~15:30 ZOOM
参加費:5,000円
問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索
芳村思風一語一会 vol.5857
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反抗期はあっていい
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人間は歴史をつくるために生まれてくる。
歴史をつくるためには、これまで人類が誰もが考えたことのない
新しい欲求と考え方、価値観が必要
なかったならば新しい時代はつくれない。
子どもは親や大人や先生に反抗しながら自分を確立していく。
反抗を恐れては子どもを教育することはできない。
反抗しない、素直ないい子というのは、
お父さんやお母さんのことが大好きで、
嫌われたくないから、我慢している。
無理にでも子どもを反抗させてあげないといけない。
いつまでも従順で素直なのは親のコピーで、クローンでしかない。
子どもは自分になるため、自分を知るために反抗している。
子どもの命には生まれながらに反抗という活動を
命にインプットされて生まれくる。
それが第一、第二反抗期の意味。
第一反抗期は欲求・欲望に基づく反抗で、
新しい時代における欲求は何なのか、
それを模索するための反抗。
第二反抗期は理性に基づく反抗で、
自我の目覚め、理性に基づく反抗で、
大人たちとは違う新しい考え方・価値観をつくろうとする活動が反抗。
だからそれをさせてあげなければいけない。
反抗させなければ子どもを殺すことになる。
それが幼児虐待になる。
子どもが反抗してきたら、まずは子どもの言うことを聞き、
「そんなことを考えるようになってすごい」
と褒めること。
その考え方がいかに幼なかろうが、
稚拙であっても、褒める。
それが教育。
しかし、子どもは、残念ながら社会を知らない、
だから非常に幼い、内容が偏っている。
しかし、それが個性。
それを否定してはいけない。
その子の考え方で立派に社会で生きていけるように、
親は協力し助言し助けて、
お金を出してあげる。
それが教育です。
間違っているからといって、
親の考え方に引きずり込むのは
子どもの個性を奪うこと。
歴史は常に悪人が作る。
その時代の権力に刃向かう、そんな人間しか歴史はつくれない。
その体制や法に従順に従う家畜は歴史をつくる力を持たない。
体制に刃向かう野獣こそ時代をつくる人物である。
坂本竜馬もその時代の体制側から見れば、反逆者であった。
いつの時代も、
「いまどきの若者は・・・」
と言われてきた若者が
新しい時代を作ってきた。
反抗しなければ新しいものはつくれない。
だから反抗を許すだけの愛を持たなければいけない。
親がわざと間違ったことを言って、
子どもに正しいことを言わせて
褒めるほどの度量も必要。
親が間違ったことを言えば、子どもは必ず正しいことを言い出す。
なぜなら理性があるから。
それほどの技法・愛を親は持たないといけない。
反抗させることが愛なのです。
うちの子供は、親の言うことをよく聞くいい子だけでは、いけないのです。
「愛の子育て」(改訂版)より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・8月13日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 西区 伝承館
参加費:2,000円
問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索
芳村思風一語一会 vol.5856
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失敗が実力をつくる
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子どものうちに、失敗させること
失敗が実力をつくる
1回でできたら、感動がない
失敗を積み重ねても
あきらめないで、続けるから
できたときに感動がある
失恋した経験があるから
失恋した人の気持ちがわかる
体験しなければ、真実は語れない
学校では、失敗の仕方を教えてくれない
どうすれば失敗しないかを教える
失敗すれば恥ずかしい
他人の評価を気にして行動できない
ふられるくらいなら、片思いの方がいい
ということが多くなっている
転んでもいい
何度転んでも
起き上がればいい
そのたびに起き方を覚えればいい
負けてもいい、
勝つことばかりに執着すると見えなくなものがある
柔道で最初にやること
「受け身」
負け方の練習から始める
「愛の子育て」(改訂版)より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
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・8月13日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 西区 伝承館
参加費:2,000円
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思風庵哲学研究所
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