芳村思風一語一会 vol.5901
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なぜ墓参りをするのか?
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時は流れるものではなく、積み重なるもの。

過去とは、決して過ぎ去った時間ではない。
時間は流れない。
積み重なるもの。
命も流れているものではなく、
命の中に38億年の過去からのつながりが積み重なっている。

母なる宇宙が人間の命を作りだし、
以来38億年間途切れることなかったから、今この命がある。
一人ひとりの命の中に、
38億年間の因果、避けがたい宿命が宿っている。

今の生活を良くするためには、
過去の祖先の罪を、
わが人生において償う。
墓参りは、38億年の命の歴史に感謝し、
祖先の必死の生き様に恥じない生き方をする、
という誓いをするために祈る。
38億年間の命の歴史を背負って、
自分の100年足らずの人生を生ききり、
自分の命の役割を果たさなければならない。

人間は、不完全だから、どこかで人に迷惑をかけている。
生きるために、他の動物、植物の命を犠牲にして生きている。

この人生においては、命の底から湧いてくる欲求・欲望を、
理性を使って人の役に立つことで、
38億年の過去の命の罪を償い、
幸せな人生を送ることができる。
そしてそれを子孫に引き継いでいく。

償いの人生を生きる。
それを現実化するのが職業である。

職業とは、贖罪(しょくざい)である。
職業(仕事)を通して人の役に立ち、人を幸せにすることで
38億年前からの過去の罪を償い、
自分の人生を幸せな方向へ向かわせていく。
職業を人に迷惑をかけ、金儲けだけに、
そして自分のためだけに使って、
命への祈りがないと、
新しい罪を作り、子孫への影響を残してしまう。

墓参りや祈りは、
祖先の必死の努力に報いる生き方をします
という感謝の心を持って生きるということなのである。

※育成講座 より

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
  

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