芳村思風一語一会 vol.5885
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新しい時代をつくる自由律の力
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自民党の総裁選挙が連日ニュースになっているが
自民党だけでなく、どの党のリーダーも
具体的に将来どんな時代をつくるのかについて、
はっきりと明言している人はいない。
問題は、時代を進めるために出てくる。

新しい時代は、現状の社会をベースにした「未来の予測」ではつくれない。
因果のしがらみを断ち切ることが必要。
資本主義を進化させたり、民主主義を進化させても何も変わらない。
政治も政党がある限り新しい政治体制はできない。

すべての革命や変革は、
因果のしがらみにとらわれないひとりの夢を描く力から始まる。
会社が生まれ変わるのは、トップの自由律の力。
哲学的歴史観をベースに持って
「こんな社会をつくりたい」
「こんな世界をつくる」
という命の底から湧いてくる夢や理想を熱く語ることから始まる。
現状をベースに未来を考える「因果律」ではなく、
因果のしがらみを断ち切る「自由律」で
新しい時代の姿をつくりあげなければいけない。
哲学は、時代をつくる自由律の力。

感性論哲学では、未来の姿を新しい言葉と新しい原理で表現している。
お金をベースにした「資本主義経済」は終わり、
東洋の「商道」の考え方を取り入れた経済活動をすることで
人間性を成長させる
「人格主義経済」へ。

対立し戦うことで成長してきた民主主義社会から、
全人類が愛の原理に基づいて力を合わせる
「互敬主義社会」へ。

リーダーの一番の仕事は、未来の夢や理想や理念を熱く語ること。
経営者の役割は、社員に夢や希望を与えること。
親の役割は、子どもに夢や希望を与えること。

自分には関係ないと思わないこと。
政治を変えようとしなくてもいい。
自分たちの仕事を通して世の中を変えていく。
それが結果的に政治の変化へとつながっていく。
遷都もその先にある。
国民が声を上げ、行動を起こすことで、世の中は変わる。

今自分がやっている仕事を通して、
その業界を変えていくことで、世の中を変えていく人が志士とよばれる。
志士とは、志を持った人物。
志とは、個人の夢を超えたもの。
夢や理想を熱く語り続け、行動することが大切。
仲間を一人ずつ増やしていくこと。
すべては、周りから
「そんなことできるはずがない」
と言われても、行動し続けた
たったひとりから始まる。

夢や理想は、他人から笑われるくらいでなければいけない。
現状からしか考えられない人には、理解ができない。
「そんなことムリに決まってる」
「何をバカなこといってるんだ」
と笑われるような夢や理想が新しい世界をつくる。 
未来は現在の延長線上にはない。

思風会通信
「風の思い」No.86  
2021.4.1 
 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
 

「萩に来て 

ふと おもへらく

いまの世を 

救はむと起つ 

松陰は誰」

萩市にある吉井勇の歌碑


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