芳村思風一語一会 vol.5761
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短所は活人力になる
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「たすけてもらうことは、たすけることと同じくらい価値がある」
とはどういうことか 

長所ばかりの人間はいない。
短所だけの人間もいない。
短所はなくならないのだから、
なくす努力は必要はない。
短所をなくす努力より、長所を伸ばすこと。
         
長所を伸ばせば、短所は人間味に変わる。
他人から一目置かれるような長所を持った人間は、短所が目立たない。
         
自分には短所があるという自覚が人間を謙虚にする。
短所の自覚が人間らしい心をつくる。
         
なくならないのだから、短所を自覚し、
あまり出てこないように注意するぐらいでいい。
長所だけでなく、短所も活かすことがたいせつ。
         
短所を活かすとはどういうことか。
それは短所を隠さずさらけ出すこと。
「自分にはこんな短所があるので、助けてほしい」
と声に出して、他人に助けてもらう。
         
助けてもらうことは、助けることと同じくらい価値のあること。

自分ひとりで何もかもできなくてもいい
自分の短所は、他人の長所を輝かせる「活人力」になる。
         
そして自分の長所で、黙って他人を助けてあげる。
そのためにも長所はとことん伸ばしておく必要がある。
これが長所も、短所も活かす生き方。


☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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