芳村思風一語一会 vol.5758
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感性で判断するとは
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理性的な判断
「得か、損か」「善か、悪か」「正しいか、間違いか」
で判断することではなく、
自分にとって
「快か、不快か」
「いい感じか、悪い感じか」
という基準で感じてみること。
いい感じか悪い感じかという判断は、人間的な総合判断
理性と感性と肉体が相乗効果をもって働いたときに出てくるもの
子どもに教えるとき、
「いい感じか悪い感じか」という感性の判断原理をもっと使う必要がある。
いろいろなパターンを見せて
「どれがいちばん感じがよかったか」を聞いて、
「これがいちばんいい」と答えたものをやらせればいい。
理屈はいりません。
感性に問えばいいのです。
倫理的な道徳判断は、いい感じか悪い感じかでいい。
昔から「子どもは親の背中を見て育つ」と言われる。
言葉で教えるのではなく親がやって見せ、自分で体験させること。
強制せずに親が玄関で靴をそろえる。靴箱へしまう。
玄関で靴を脱ぎ散らかした状態ときちんと
そろえた状態を見せてどう感じるかを子どもに聞いてみる。
そして一緒に靴をそろえることで片付け方を教えるのです。
子どもの感性で判断する訓練が必要なのです。
病院でスリッパをそろえる。
自分が使ったものだけでなく、
脱ぎ散らかされたスリッパをそろえる。
居酒屋のトイレのスリッパも並べる。
誰も見ていなくてもやり続ける。
子どもだけでなく、誰かが見ている。
天が見ている。
よく「本音」と「建前」といいます。
本音とは、感性の実感のことであり、ほんとうの私のこと。
一方、建前とは、理性によって自分を偽っている状態。
建前ばかりで考えず、感性で自分の本音を感じること。
☆「ほんとうの自分が見えてくる55の問い」より
文芸社 2025年 1月発売
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
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