芳村思風一語一会 vol.5675
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母なる宇宙の願い
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宇宙を感じるということは、一挙手一投足、
行いや発言や行動は宇宙に響き渡っているという意識を持てるということ。
宇宙が持っている意志、想いを受け止めながら、
どう人生を生きていけばいいのかを考える。
宇宙に想いがあるならば、
どうしたら宇宙の想いを感じることができるのか?
と意識する必要がある。

感性論哲学では、我々の命が感じる力である感性と同じものが、宇宙の中にある。
宇宙の中にある感性の働きが宇宙そのものを生かし、支えている。
感性という生命力、生きる力が単細胞生物に与えられ、
その力によって命が生きていくことが出来ていると考えると、
我々の命がいかに宇宙と深いつながりがあるかがわかる。
また命を生み出した宇宙の想い、意志、心がわかってくると、
宇宙の想いを感じながら生きることができるようになる。

宇宙の想いは、すべての命に先天的に生きる力として与えられている。
宇宙の想いは、本能の中に存在している。

宇宙との深い関係性に目覚めたら、宇宙の思いがだんだんわかってくる。
命は「自分で作ったもの」ではない。
人間は自分で自分の命をつくることはできない。
何ものかによって、命は生み出された。
自分の命をこの世に生み出したのは何者か?

目に見えるものの背後に、目に見えざるものがある。
地震や火山の噴火、天変地異は、
この目に見えざるものである超越的存在が起こしていると考えた。

人間が最初に生み出した世界観、文明、文化が、
超越的存在と人間の関係を体系化したものが原始宗教。
この超越的存在を「神」と名づけたり、
真我、サムシンググレート、大宇宙とか様々な名前をつけている。
神がいるかどうかは誰にも答えは出せない。
しかし「神」という言葉は、世界中に存在する。
超越的存在があることを意識している。
人間は、超越的存在を意識することで、完全に動物から進化した。
人間が精神的世界というものを作っていく出発点になった。
自分が人間あることの印として、
宇宙の想いを感じ取るか、
あらゆるものをクリエイトした超越的存在があることを
常に意識しながら、自分の命を生み出してくれた母なる宇宙の想いに、
答えていかなくてはならない。

感性を通して、宇宙の想いを感じているか。
それがわかれば、戦争する、憎しみ合うことはできなくなる。
人間として恥ずかしい醜い言動ができなくなる。

多くの人は、いかなる思いで精神的な創造主である宇宙が、
命を生み出したのか、
というこの精神的なつながりを感じないで身勝手な思いで生きてしまっている。
そのためさまざまな不幸が起こっているのではないかと考えることができる。
「母なる宇宙は、できることならみんな仲良くしてほしい」と願っている。

争い、戦争することは「母なる宇宙の願い」にそむくことである。


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