芳村思風一語一会 vol.5662
☆☆☆☆☆
愛とは、「どうしたらいいのだろう」と、
より良い方法を探しながら、
悩む心、考える心。
その揺れ動く心に愛がある。
愛は、結論ではなく、心遣い。
☆☆☆☆☆
「どうしたらよいのだろう」と問うのが感性であり、問い続けることが愛。
「こうしたらいい!」と答えるのは、理性。

答えを持つことは大切。
でもその答えに縛られないこと。縛られると対立する。
理性に縛られると違いを受け入れられない。
成長も止まる。

どんなに愛し合っていても、
自分がこうしてもらいたいと思うようには、
相手は愛してくれない。
どうしても埋めきれない溝があり、
どうしても完全には満たされない。

誰もが、自分が思うようには愛してくれないし、認めてくれない。
人間は常に、もっと愛されたい、
もっと認めてもらいたいという心を持ち続けながら生きている。

「こんなに愛しているのに、どうしてわかってくれないの」
は、押し付けの愛。自己中心的な愛。
「こうしたら喜んでもらえる」と思った瞬間、押し付けになる。

受け入れられなかった時
「こんなにしているのに…」となってしまう。
どうしたら相手に喜んでもらえるか、
努力している姿にこそ愛がある。
人間を愛するということは、短所を含めて、不完全な存在を愛すること。
愛は、結論ではない。

理性に縛られず、理性を手段能力として、「問い」続け、努力し続けること。
相手のことを思い続ける心に「愛」がある。


 やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・ 
 
※新刊 2025年1月発売
「ほんとうの自分が見える55の問い」
著:芳村思風 文芸社
※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・2月1日(土)東京思風塾
13:00~15:30 ZOOM
参加費:5,000円

・2月4日(火)四日市思風塾
18:00~20:00 ミッドランド経営
参加費:5,000円

問合せ
思風庵哲学研究所
※「感性論哲学 芳村思風」で検索