芳村思風一語一会 vol.5597
51 対立の意味

なぜ対立するのか。
考え方や価値観が違うから。 
理性で考えると、正解はひとつ。
自分の考え方が正しいとなり、
自分と考え方の違う人は、間違った考え方の人になる。 
お互い自分が正しいと考えている。 
自分の正しい考え方を教えるために説得しようとするので、
対立が起きる。 

今までは、対立を解決するためには、 
説得する・妥協する・こびへつらう・逃げる・戦う 
の5つ。
どれも決定的な解決策ではなかった。
 
これからの対立を乗り越える力は、
勝ち負けを争うのではなく、力を合わせること。 
この対立を乗り越える力が愛の実力。 
 
考え方が違っても、わかり合えば、
助けあえる、協力しあえる関係が生まれる。  
考え方の同じ人とは、仲間になれる。
考え方の違う人とは、パートナーになれる。 
 
「対立とは、今自分が学ばなければいけないものを
持っている人間が誰であるかを教えてくれる現象」

この人は、自分にない何を持っているのか、
自分にはないどんな経験をしたのか、
と相手から学びたいという気持ちを持つこと。 
「なぜそういう考え方になったのか、教えてくれませんか」 
と相手に心を開いて教えてもらう。
 
真剣に相手から学びたいと思ったとき、目の色が変わる。 
戦いの目から、愛の光を持った目に変わる。 


「ほんとうの自分が見えてくる」
文芸社 2025年 1月発売予定
※感性論哲学の入門書的な書籍です
         
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・


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