芳村思風一語一会 vol.5581
36 本質を見抜く眼をつくる

真実は、体験した人にしか語れない。
人間の深さは、命の痛みを伴う体験がつくる。
         
人格の深さをつくるには、2つの問いを持つこと。
1つ目の問いは、「本質への問い」
         
本質は、出てきた現象の根底にある。
問題を乗り越えるためには、状況を正確に把握し、
なぜこの問題が出てきたのかを考える必要がある。
出てきている現象だけ見て解決策を考えるのではなく、
その問題が出てきた原因は何か、
なぜこんな問題が出てきたのか、
その理由を考えること。
         
例えば病気になったとき、
表面に出てきた症状と闘うのではなく、
病気になった原因は何か、
本質を見つめること。
生活習慣や考え方を見つめなおすことが
病気の本質を乗り越えていくことになる。
         
問題の本質を見抜くことができれば、
適切な判断を下し、
乗り越えるためにはどうすれば良いかを考えることができる。
問題の意味や価値を考えることが本質を見抜く方法。
         
本質を見抜く眼は、
出てきた現象を解決していく中で命の痛みを感じ、
その問題が出てきた原因を究明し、
乗り越えていくことで養われていく。
本質を見抜く眼を養うためには、意味や価値を意識すること。
         
体験と経験の積み重ねと常に意味と価値を意識をすることで
ものを見る目の深さ、人を見る目の深さができてくる。
どんな問題が出てきても動じない、
肚の据わった人と言われるような人物の深さになる。
         
人格の深さは、この意味や価値へ問いを持って生きることでつくられる。
自覚的に求めてつくるもの。
意味や価値は存在するものではなく、つくっていくものである。

         
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・


※芳村思風の講演会・勉強会の案内
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参加費:2,000円

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