芳村思風一語一会 vol.5577
31 一日一日生きた証をつくる限界への挑戦




不完全性の自覚からにじみ出る謙虚さは人間らしい心をつくる。
より以上をめざして生きる努力は人間にしかできない。
より以上のものをめざして生きる生き方は人間的魅力の源泉。
         
より以上をめざして生きるという生き方は限界への挑戦という生き方です。
        
今自分にできることだけをするのは楽な生き方。
今までやったことのないことや知らないこと、
わからないことに挑戦するのは不安。
人間の成長とは、今できないことができるようになること。
不可能を可能にしていくところに人間の成長がある。
         
人間が成長するということは、今自分ができることの限界に挑戦するということ。
         
限界への挑戦とは、今持っている能力ではできないことに挑戦することであり、
苦しさから逃げない、問題から逃げないという姿勢のこと。
乗り越えられない問題はない。
         
「できることはすべてやりつくした、もうこれ以上できることはない」
と思ってから、もう一度「なにくそ!」と挑戦したとき、
眠っていた潜在能力が目を覚ます。
潜在能力が目覚めることで、個性となって、
新しい自分ができることになる。
         
より以上をめざすとは、
どこまでも「真」なるものを求め、
どこまでも「善」なるものを求め、
どこまでも「美しい」ものを求めること。
         
そのためにたいせつなことは、
今日一日生きた証しを残しながら生きること。
生きた証しは理性ではつくれない。
肉体を使って実践し、体験することでつくられていく。
         
今までやったことのないこと、自分にはムリだと思っていること、
でもやってみたいと心から思っていることに挑戦してみる。
何でもいい。
「おもしろそう、楽しそう」
と感じたことに挑戦してみる。
その中で見つけた新しい気づきが人間を成長させる。
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これだと思ったことは、とことんやってみる。
創意工夫を重ねながら限界へ挑戦することで、
潜在能力が引き出されてくる。
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より以上をめざして生きるとは、
一日一日生きた証しを残しながら、
今ここを生きるということ。


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・