芳村思風一語一会 vol.5556
10 幸せな生き方とは?
~幸せを手に入れる~
自分がしたいことができることが人間の幸せ。
したいことがない人間は行動することができない。
心の底から湧いてくるエネルギーをどう実現するか。
そこに人間の生き方のもっとも深い原理がある。
感性から理屈抜きに湧いているものは、人生の目的を教えてくれる現象。
感性とは、本音や実感、欲求、欲望、興味、関心、好奇心。
「したいことがない」「わからない」という人が増えている。
子どものころから、欲求や欲望を理性で押さえ続けてきた結果である。
心の底から湧いてくることをすること。
損か得か、儲かるか儲からないかで決め、
数字の目標を追いかけてそれを達成して
幸せや達成感を感じても、
幸せは長く続かない。
「したいことがない」「したいことがわからない」ときは、
子どもの頃夢中になったものは何だったかを思い出してみること。
「夢中になる」がキーワード。
感性論哲学には、天分の発見方法がある。
今やっている仕事が、自分のやりたい仕事でないときは、
その仕事の意味や価値を考え、全力で取り組んでみる。
今ある縁を生かさないで、他に求めても天職はみつからない。
どんな仕事にも意味や価値がある。
意味のない仕事、価値のない仕事はない。
人間の心は、意味や価値を感じる感性。
意味や価値を感じれば命が燃える。
自分の仕事の意味や価値や素晴らしさを感じることで、
どの程度その仕事に打ち込めるかが決まる。
仕事だけでなく、心の底から湧いてくる
本音や実感、欲求、欲望、興味、関心、好奇心、悩み、苦しみ、問題が、
今の自分にとっての幸せを教えてくれる。
自分がしたいことができることがほんとうの幸せ。
心の底から湧いてくる欲求や欲望がある限り、
どんなに失敗しても、行動できる。
「このためになら死んでもいい」
と思えるような仕事や人と出会ったとき、
命はもっとも激しく燃え上がる。
「このためになら死んでもいい」
と思えるものとの出会いが自分を最高に輝かせてくれる。
燃えてこそ人生
感じてこそ人生。