芳村思風一語一会 vol.5543
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愛とは、「どうしたらいいのだろう」と、
より良い方法を探しながら、
悩む心、考える心。
その揺れ動く心に愛がある。
愛は、結論ではなく、心遣い。
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「どうしたらよいのだろう」
と問うのが感性であり、
問い続けることが愛。
「こうしたらいい!」
と答えるのは、理性。
答えを持つことは大切。
でもその答えに縛られないこと。
縛られると対立する。
理性に縛られると違いを受け入れられない。
成長も止まる。
どんなに愛し合っていても、
自分がこうしてもらいたいと思うようには、
相手は愛してくれない。
どうしても埋めきれない溝があり、
どうしても完全には満たされない。
誰もが、自分が思うようには愛してくれないし、認めてくれない。
人間は常に、もっと愛されたい、もっと認めてもらいたい
という心を持ち続けながら生きている。
「こんなに愛しているのに、どうしてわかってくれないの」
は、押し付けの愛。
自己中心的な愛。
「こうしたら喜んでもらえる」と思った瞬間、押し付けになる。
受け入れられなかった時「こんなにしているのに…」となってしまう。
どうしたら相手に喜んでもらえるか、努力している姿にこそ愛がある。
人間を愛するということは、短所を含めて、不完全な存在を愛すること。
愛は、結論ではない。
理性に縛られず、理性を手段能力として、
「問い」続け、努力し続けること。
相手のことを思い続ける心に「愛」がある
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・
※芳村思風の講演会・勉強会の案内
・10月5日(土)東京思風塾
13:00~15:30 Zoom
参加費:5,000円
問合せ
思風庵哲学研究所