芳村思風一語一会 vol.5105
感謝は、自分一人でできる
謝罪には、必ず相手がいる。
目の前にいない相手に謝っても伝わらない。
相手に自分の思いが伝わらないと、
謝罪したことにはならないからです。
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感謝と謝罪
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不完全な人間が「不完全性の自覚」に基づいて、
本物の人間として行わなければならない
行為が「感謝と謝罪」です。
不完全性の自覚から
直接的に出てくるものは、謙虚な心です。
その謙虚な心が、具体的に行動として表現されたものが
「感謝と謝罪」の実践です。
人間の本質は、心です。
人間らしい心とは、謙虚な心です。
人間において傲慢さほど醜くて恐ろしいものはありません。
人間は傲慢になったとき、
人間であることを根底から失格するのです。
傲慢な顔つき、傲慢な目つきや態度、傲慢な物言いほど
醜く嫌なものはありません。
努力して地位を獲得した人間が失脚するのは、
すべて傲慢不遜な振る舞いゆえです。
その意味で謙虚さほど人間にとって大切なものはありません。
常に傲慢であってはならないという自覚を忘れてはなりません。
それほど大切な謙虚さも不完全性の自覚が、
ほんとうに身について体得されていないと、
謙虚さが弱さになり、
媚びへつらいとなってしまうことがあります。
これでは謙虚さもニセモノです。
ほんとうの意味での不完全性の自覚が身につけば、
本物の謙虚さとして出てくるものが
「感謝と謝罪」の精神です。
「風の思い」 より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※「内観」をするとこのことがよくわかります
父親や母親に反発していたとしても、内観することで
一つ一つの出来事、親からしてもらったことに感謝していくと
感謝よりも、「ごめんなさい」という謝罪の気持ちが出てくる。
「ごめんなさい」という謝罪の言葉が涙と共に出てくるとき
それが心からの感謝の言葉になっている
●芳村思風先生の勉強会
・7月19日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円
※ZOOM 参加も可
・8月5日(土)東京思風塾
13:00~15:30 ZOOM
参加費:5,000円
問い合わせは、
思風庵哲学研究所