芳村思風一語一会 vol.4492
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感応同苦・感応同悲・感応同喜
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共感同苦
同じ苦しみを共感する
共感よりさらに、
レベルアップしたものが感応です。
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感応は、理屈を超えたもの。
仏教用語に「感応妙」や
「感応道交」という言葉もあります。

理性は短所や違いを探す。
感性は長所や同じ所を探す。

違いを探すから、対立がおこる。
同じを探して、共感するのは感性。

誰もがみな自分の気持ちを
わかって欲しいと願っている。

「そうか、そんなに辛かったのか。
わかってあげなくてごめんね」

「そうだよな~。わかるよ」
と受け止めること。

気持ちを理解してあげること。
「がんばれ!」ではない。
「そうか、そんなに苦しかったのか~」
と苦しみを共に感じること。

心は、満たされきることはない。
なぜなら求めるものは、
人それぞれ違うから。

お互いに
「どうして私の気持ちを
わかってもらえないのか?」
と思っている。

誰もがみな
「私のことなんか
誰もわかってくれない」
と思っている。

なぜか。
自分が思っているように、
愛されはないから。

親は、どんなに努力しても、
子どもは「とおちゃんもかあちゃんも
何もわかってくれない」と思っている
それは、子どもが求めるものと、
父母が思っていることには、
必ず差があるから。

男女の関係においても同じ。
男性がどれだけ女性を愛しても、
女性は満たされることはない。

女性がどれだけ男性のことを愛しても、
男性は満たされることはない。

それは、男性が求めるものと、
女性が求めるものが違うから。


「これだけ愛しているのに・・・」
と思った瞬間から、押し付けになる。

「これでいいのか・・・」
「こうしたら喜んでくれるかな・・・」
と悩む心に「愛」がある。
一緒に苦しみ、
一緒に悲しみ、
一緒に喜ぶことで、
心が通じるのです。

共鳴・共振・共感から感応へ




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


●芳村思風先生の勉強会
コロナの感染状況で変わることがあります
勉強会や講演会、詳しくは、主催者までご確認ください
1回だけの参加もOK

・10月27日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円


※お問い合わせは
思風庵哲学研究所