マイナス思考はなければいけません
長所も短所も活かす
プラス思考ばかりだと偏りが出る
マイナス思考は、危機管理能力でもあります

☆☆☆☆☆
マイナス思考でもいい
プラス思考でなくてもいいんです
表だけで、裏がない紙はありませんから

☆☆☆☆☆
 
長所半分、短所半分。
多くの方がこの言葉を聞いて「楽になれました」と話してくれます。
人間には長所もあれば短所もあることは、わかっていることなのに、なぜこの言葉に反応するのか。

頭で理解するのではなく、言葉の意味や根拠が腑に落ちたとき、
自信を持って行動することができるようになります。

小さいころから「短所をなくせ」と言われ
「短所は、自分の悪いところ」という意識が植えつけられています。

いつのまにか
「短所がある自分 = ダメな人間」
となってしまっているのです。

どんな人間でも長所と短所が、必ず半分ずつある不完全な存在です。
短所がない人はいません。
完璧な人間はいません。

どんな素晴らしい人間でも長くつき合えば、必ず気に入らない所が半分でてきます。
長所も短所は、つきあう人間によっても変わります。

光には影、善には悪、表には裏というように、どんなことでもふたつの側面があります。
宇宙は、プラスとマイナスのエネルギーバランスでなりたっているからです。


「プラス思考」「ポジティブ・シンキング」という言葉が流行りました。
ここにも「マイナス思考はダメ」という意識が根底にあります。

マイナス思考もあって当然です。
マイナス思考も必要な時もあるのです。
慎重に行かなければいけないときもあります。
ひかなければいけないときもあります。

物事には、いい悪いはありません。
いい悪いは、人間が勝手に決めていることです。
プラス思考もマイナス思考も意識する必要はありません。

「人間は不完全」ということを自覚することが人間らしく生きる第1歩です。
「マイナス思考はダメ、プラス思考だけで生きる」というのはムリなのです。
「短所をなくせ」というのは、人間に完全を求めているということです。
短所が人間らしい謙虚な心をつくるのです。
短所のない人間はいない、
短所もマイナス思考もなくす必要はない、あって当然です。
短所はなければいけないのです。

人間らしい人間とは、短所があることを自覚して、できるだけそれを出さない努力をする人です。
短所を出さないように努力することが「愛」なのです。
自分の短所をさらけ出し、他人の長所でたすけてもらう。
短所は、他人を輝かせる「活人力」になるのです。
プラスだけでなく、マイナスも活かすことができるのです。

どんな人間でも長所半分・短所半分であることを受け入れて、他人の短所を許すこと。
長所だけでなく、短所も欠点もすべて活かす。

不完全であることを自覚することで謙虚な心がつくられるのです。

不完全を生きる。矛盾を生きる。
これが人間らしい生き方なのです。


「風の思い」より
~芳村思風 46の言葉~より
1,000円 + 税 + 送料



やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・



●芳村思風先生の勉強会
勉強会や講演会、詳しくは、主催者までご確認ください

・8月26日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

●講演録 が完成しました
「人間関係10の原則」
~愛の実力を育てる~
A5版 82ページ
@1,000円+税
愛の実力の4回分の講演を1冊にまとめました



※お問い合わせは
思風庵哲学研究所