芳村思風一語一会 vol.4019
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今まさにひとつの時代が終わろうとしている。

世界の文明は、
あらゆる分野において危機に直面しており、
深まり行く混迷の中で人々は不安に包まれている。

喜びは短かく、悲しみは長い。
喜びは努力しなければ得られないが、
悲しみは努力なしにやって来る。

人生とは、その大半が苦から楽への、
悲しみから喜びへのプロセスである。

人間の価値は、このプロセスそのものに
どれ程の生き甲斐を見い出し得るかにかかっている。

世界は、今後、苦しい不安定な動乱期を経験しなければならないであろう。
しかし、それは決して悲しむべき時代ではない。
むしろ、動乱期こそ最も素晴らしい時代である。
すべてのものがそこから生まれ、
あらゆる新しいものへの可能性をはらんだ生き甲斐のある時代、
世界中の若人が待ちに待った、夢多き時代がやってきたのである。


芳村思風
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1976年(昭和51年)
今から45年前に書かれた
「感性論哲学の世界」
の序文です


この文章の後には、
以下の言葉をつけ加えて
2009年に
「感性論哲学宣言」となっています

「今こそ私たちは、
自らの思想と行動の原理を日本的感性に置き、
感性論哲学の体系に支えられた論理と確信に立って、
自覚的に行動することをここに宣言する。


1.人間のための人格主義経済を実現しよう
2.愛を原理とした互敬主義社会を実現しよう
3.血の通った温かな心を大切にする感性文明をつくろう
4.政党のない政党政治を実現しよう」



やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・



●芳村思風先生の勉強会
勉強会や講演会は、中止となっています
詳しくは、主催者までご確認ください

・6月24日(水)名古屋思風塾 は開催予定です

●講演録 が完成しました
「人間関係10の原則」
~愛の実力を育てる~
A5版 82ページ
@1,000円+税
愛の実力の4回分の講演を1冊にまとめました



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思風庵哲学研究所