芳村思風一語一会 vol.3543
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夫婦の愛の10か条
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「家に帰って、家族を大切にしてあげてください。」
1979年にノーベル平和賞を受けたマザー・テレサの有名な言葉です。
受賞のインタビューで「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか」
との質問に答えた一言です。
世界平和とは、ノーベル平和賞を受賞した人が、何か特別なことをして実現させることではありません。
70億人ひとり一人の心がけでしか、それを実現させることはできません。
答えは”外”にはない。自分の”心の内”にあるのです。

ユネスコ憲章の前文にある言葉をあらためて意識するときなのです。
「戦争は、人間の心の中で生まれるものであるから、人間の心の中に平和の砦を築かなければならない」

離婚の激増や家庭の崩壊が叫ばれる今こそ、夫婦の理解と協力が必要なのです。
家庭こそ健全なる社会活動の活力である愛のエネルギーを養い蓄える場なのです。
今回は、夫婦の絆を強くし、夫婦の愛を育む10の原理をお話しします。

「結婚したから、もう他人ではない」という言葉をよく聞きます。
しかし夫婦といえども、元は他人です。
夫婦関係の本質は社会性です。

他人に対するのと同じように「思いやり」「心づかい」「挨拶と返事」「ありがとうとごめんなさい」
などの感謝と謝罪の言葉をかけるという実践をすることです。
人間関係の本質は「愛」であり、社会性とは「性格や考え方の違う人と共に仲良く生きていく力」です。
その努力が愛の証明です。

<夫婦の愛の10か条>

愛とは、他者中心的な心情です。
夫婦関係とは、お互いの不完全なところを補いあう関係です。
人間を愛するとは、長所も短所も愛することなのです。

1.家庭も人間的成長のための道場であることを自覚する

2.どうせするなら心をこめて

3.共通体験、共同体験を積み重ねる努力をする

4.夫婦といえども、元は他人。
夫婦といえども「親しき仲にも礼儀あり」を心がける

5.家庭とは、理屈抜きに信じ合い、許し合って生きる
家庭は、安心して帰ってくることができる場。責めあうのではなく、許し合って生きる場。

6.結婚という決断に人生をかける

7.子供の存在を強く意識すること。子はかすがい

8.セックスは人生の三分の一の重みを持つ重要課題
 性は文化。努力と工夫が大切。異性に対しての気遣いとして考える。

9.理念への問いを持って生きる
夫婦とは、いかにあるべきか。
夫とは、妻とは、いかにあるべきか。自分自身に問い続ける。

10.人生に失敗の人生はない
 結婚にも人生にも失敗は無い。体験の数だけ人間は成長する。体験なしには真実は語れない。

※「風の思い」
~芳村思風 46の言葉~より


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

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●芳村思風先生の勉強会
・2月20日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

・3月6日(木)沖縄講演会

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思風庵哲学研究所