芳村思風一語一会 vol.2880
「感性論哲学の世界」に書かれたこの言葉が芳村思風先生の人生を変えました。
40年前、自費出版したこの本を都内の書店をまわり、頼み込んで置いてもらったそうです。
その中の1件だった渋谷駅前の大盛堂書店で、翌日、行徳哲男先生がこの本を手にとりました。
開いたとたんに飛び込んできた今日の言葉に衝撃を受けたことが始まりでした。
(行徳哲男先生との出会い)

☆☆☆☆☆☆
考え方ではなく、感じ方が人間を決定する
☆☆☆☆☆☆☆
意味や価値を感じてこそ人生、燃えてこそ人生、燃えるのは感性です。

愛も幸福も生きがいも考えるものではなく、すべて感じるもの、
理屈を超えたものです。

どんな豪邸に住んで裕福な暮らしをしていても満足できないで、
「私はなんて不幸なのだろう」と思っていると、幸福ではありません。

六畳一間に家族四人で住んでいても「私はなんて幸せなのだろう」と思えれば、幸せです。

愛・幸せ・生きがいのように、「価値あるもの」は、すべて感じるものです。

感じ方にこそ、その人の個性が表れます。
感じ方が人間を決めるのです。
人が成長するというのは、その感じ方が成長するということです。

「考える=理性」と「感じる=感性」は、人間のなかで、対等の価値を持つ全く違った能力。
人間には、60兆個の細胞あり、感性が一つの命として統合しています。
感性は、人間が生まれてから死ぬまで一時の休みもなく働き続けている存在です。

精神と肉体を根源的に統一しているのは感性です。
「私」とはなにか? 
私=肉体ではない。
肉体の細胞は、1ヶ月から半年で生まれ変わる。
何年か前の写真に写った自分と今の私の姿(肉体)は違う。
しかし、私であることには変わらない。
肉体=私ではない。
肉体は、私の一部。
「私」の意識を根底から支えているのは感性しかない。
「私」という理屈抜きの意識は、理屈抜きの存在である感性によって支えられている。

感受性とは、外部からの刺激によって反応を誘発される受動的能力。

感性とは、本来受動的でなく、積極的に感じ取る力。
自分が生きて行くために必要な情報を自ら感じ取ろうとするのが感性の働きが、
「求感性」(ぐかんせい)である。

求感しなければ感受できないのです。
求めなければ、受け取ることができません。
感性の本質は、求感性です。
求感性とは、自分の心を本当に納得させてくれるものを求める力です。

感じ方を成長させるとは、感じる力、求感性を成長させること。




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・




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