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愛と恋の違い
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愛は、人間と人間を、人間と世界を、人間とすべてを結びつける力。
愛は、人間関係の力。愛は、考え方の違う他者と共に生きる力。
愛は、他者中心的な心の働き、思いやりです。愛は、理屈を超えた力。
愛は、情緒的なものだけでなく、実力として評価され、問題解決能力として、成長させていかなければならないものであり、人間が努力して作っていく文化。
恋愛という言葉で同じものとして考えられているが、愛と恋とは全く違うもの。
恋は、生物学的には“種族保存”のための生殖欲求に導かれた欲望。自己中心的な感情。
恋は、自然発生的なものであり、原理的には生殖本能という生理的欲求に基づいて出てくる心情。
結婚は、人生の墓場ではなく「結婚は、恋の終わりで、愛の始まり」。
「愛」とは努力すること。「愛」とは許すことからはじまる。
恋の病は、結婚すれば完治する。多くの人は結婚して数年、いや数ヶ月ですでに後悔する。
生活を共にし始めたらすぐ正気に戻るからアバタはもうエクボには見えなくなる。
結婚したら孤独でなくなる、淋しさが癒される、幸せになれるなんて勘違いだと気づく。
夫婦関係はまさに人生最大の“行”。これほど人を成長させる人間修行はない。
愛を感情や情熱だと思っているために、夫婦や恋人たちは長く一緒にいると、愛が冷めた、もう愛がないから別れましょうという話になってくる。
愛と恋が同じだと勘違いしている。
価値観、性格が合わないという理由で簡単に別れる。
両親、生まれた時期、環境、生まれて型出会った人や出来事が違うから、価値観も考え方もすべてが合うことはない。
価値観が違うからこそ、成長できる。考え方が違うからこそ、助けあえる。
人間は不完全だから誰かを愛したら嫉妬も感じる。
嫉妬によって関係性を破壊してしまうような行為に出るのは真実の愛から出たものではない。
自分では愛だと思っている自己中心的な感情であり欲望であり執着。
理性は、違いを探す。
感性は、同じを探す。
真実の愛は、待つ時間、耐える時間、許す力、信じる力、愛し抜く力。
恋は自然、愛は芸術。
愛は文化。