芳村思風一語一会 vol.2779
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千古の教場を去るべきとき
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物質文明から脱物質文明、そして精神文明へ。
資本主義経済から、脱資本主義経済、そして人格主義経済へ。
これからは経済活動を通して、人間性を成長させる時代。
いのちを輝かせるような生き方を人類全体として考えていかなければならない。
多くの先進国で過剰福祉が労働意欲をそぎ、人間性の成長を阻害している。
能力主義、成果主義の限界がきている。

西洋では、能力のある人や経済的成功者をすばらしいとするが、
東洋では、『人間的にどうあるか』で評価する。

西洋では、能力で評価する
東洋では、能力と人間性で評価する。

人材・人財ではなく、人物をめざす。

経済活動を通して人間的に成長する、東洋の道の思想。
商売を商道まで高めていく。

倫理道徳宗教を活かすということは、2千年前の精神から抜け出せないということであり、
心理的閉塞感や終末感を生み出す。
釈迦から学びキリストから学ぶこともたいせつ。

倫理道徳は大切であるけれども、それ以上の新しい文化文明を創造していくためには、
常識で考える、のではなく、常識「を」考える大切。

古いものを大切にしながら、それを乗り越えていく。

「千古の教場、去るべきときが来ている」

無我・無欲・無心をめざすことは、人間を人間として評価していない。
我はなくならないし、欲もなくならない。
なくしてはならないのだ。
人間らしく生きるとは、108つの煩悩をいかし切ること。
神や仏のようにならなくてもいい。

古い教えは、『欲』を否定し抑圧する。
『欲』を生かし切ってこそ人間らしい生き方。
『小欲』を『大欲』に成長させていく。
足るを知るから、より高度な足るを知るへ。
小我→有我→無我→大我へ進化させる。

倫理道徳、宗教を否定するのではない。
倫理道徳、お釈迦さま、キリストさまを乗り越えて
新しいものを作り出して行くときが来ている。

倫理道徳から学び、釈迦やキリストから学び、
それを超えて、未来に向かって新しい時代を創造する哲学を作る。




やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・



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