芳村思風一語一会 vol.2491
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限りある命と永遠の命
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命には、限りある命と永遠の命のふたつがあります。
過去とは、決して過ぎ去った時間ではありません。
時間は流れない。積み重なるものです。
命も流れているものではなく、命の中には38億年の過去からのつながりが積み重なっています
母なる宇宙が人間の命を作りだし、以来38億年間途切れることなかったから、今この命があります。
一人ひとりの命の中に、38億年間の因果、避けがたい宿命が宿っています。
今の生活を良くするためには、過去の祖先の罪をわが人生において償う必要があります。
墓参りは、38億年の命の歴史に感謝し、祖先の必死の生き様に恥じない生き方をする、
という誓いをするために祈ります。
38億年間の命の歴史を背負って、自分の100年足らずの人生を生ききり、自分の命の役割を果たす。
人間は、不完全だから、知らないうちにどこかで人に迷惑をかけています。
生きるために、他の動物、植物の命を犠牲にして生きています。
この人生においては、命の底から湧いてくる欲求・欲望を、理性を使って、人の役に立つ方法で実現することで、38億年の過去の命の罪を償い、幸せな人生を送ることができるのです。
そしてそれを子孫に引き継いでいくのです。
その償いの人生を生きる。それを現実化するのが職業です。
職業は、贖罪(しょくざい)という意味を持っています。
職業(仕事)を通して人の役に立ち、人を幸せにすることで、38億年前からの自分の命の過去の罪を償い、自分の人生を幸せな方向へ向かわせていきます。
職業を人に迷惑をかけ、金儲けだけに、そして自分のためだけに使って、命への祈りがないと、新しい罪を作り、子孫への影響を残してしまうのです。
墓参りや祈りは「祖先の必死の努力に報いる生き方をします」という感謝の心を持って生きるという誓いなのです。
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
※4月発行予定「芳村思風語録」より
●芳村思風先生の勉強会
・3月23日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円
・4月2日(土)東京思風塾
13:00~19:00 品川
参加費:15,000円
・4月3日(日)仙台思風塾
10:00~15:00 PARM-CITY131
参加費:4,000円(前売り3000円)
※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所