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21世紀 日本の使命(2)
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民主主義社会から脱民主主義社会へ、そして互敬主義社会へ

・民主主義は制度疲労、「自由と平等」の理念も役割を終えた
・民主主義とは、権利を主張し、対立して責め合う社会
・民主主義を理想と思い込み、新しい社会を模索しない
・責め合う社会から許し合って生きる社会へ
・平等に代わる理念は「和道」
・自由に代わる理念は「悟道」
・「権利と義務」という理性原理から「道義と敬愛」という感性原理へ

時代の過渡期とは・・・

『時代が人を作り、問題が人物を作る。
その時代が作り出した問題が、その問題を解決する潜在能力をもった人物を呼び出すのである。
人物はいつの時代にもいる。

問題は感性が感じるものであるから、感性が豊かな熱情のある人間しか大人物にはなれない。
しかし感性だけでは問題は解決できない。
理性は問題を解決するための手段能力であるから、理性を磨かねば問題は乗り越えられない。
時代が求める大人物には豊かな感性と智恵が必要である。

また、問題を解決するためには考え続けなければならないから、そのためには強靱な意志の力が必要となる。
意志の弱い人間は、物事を途中で放棄する。
意志の強い人間とは、理性的な人間ではない。
理性によって作為的に作られたような意志の強さには限界がある。
理性的な意志の強さとは、何かしたいことを我慢して、しなければならないことをする力である。
我慢しなければならないものがあるだけ限定された半端な意志である。

人間が何事かを成し遂げるために必要なのは不撓不屈の意志である。
どんな困難でも乗り越えて行くというような意志の強さは、理屈抜きのところにその根拠を持っていなければならない。
だから不撓不屈の意志を支えるものは、欲求の強さ、欲望の強さであり、興味や関心や好奇心の強さである。

理屈抜きに命から抑え難きものとして湧き上がってくるようなものがなければ、問題を解決するまで努力を持続することはむずかしい。何事かを成し遂げた人間、成功者は例外なく、人並みはずれた強い欲求・欲望・興味・関心・好奇心の持ち主である。
この豊かな感性から湧き上がる熱情が理性の活動を支え、理性能力の発達成長を促すのである。

「こうしたい」という欲求が「こうしよう」という意志になり、意志が社会性を持って多くの人の役に立つ方法で実践されるとき、意志は「志」に成長する。
そして志がそのためになら死んでもいいと思えるものになったとき、「使命」と呼ばれるのである。

日本はこれから人類のために大きな使命を担っていかなければならない。
世界はいま、西洋の時代から東洋の時代へと移行する数千年に一回の激動と混乱の中にある。

それと同時に、世界史は理性の時代である近代の終焉を迎えており、
近代から次の新しい時代への輝かしい第三の過渡期に突入しつつある。
このような状況の下で、世界文明の中心が、いま日本の真上にきているのである。

ということは、日本人が中心となって、これから西洋の時代から東洋の時代への世界史的な移行を実現させ、さらに第三の過渡期を担って、新しい時代を呼び起こす大事業を実現しなければならないということである。
日本人は第二のギリシャ人となり、第二のルネッサンス人となって人類と世界のために貢献することを世界から期待されているのである。
この使命を日本人に自覚させ、この使命を日本人に担わせようとして、その使命を担い得る人物を呼び出さんがために、いま日本に政治的経済的教育的大混乱という問題が神仏から与えられ、歴史によって課せられているのである。

我々はこの事実を自らも自覚して生きるとともに、この使命を担い得る子供たちを育てる夢に生きねばならない。


(つづく)

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・




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思風庵哲学研究所