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「人生になぜ哲学が必要か」1
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人生を自分のものとして生きるために、
人生をより幸せに生きるために、哲学という学問はある。
理性能力を手段として使い、命から湧きあがる感性の真実を原理にして生きる。
その体系化こそが21世紀という新しい百年を生きる人間的基盤となる。
●なぜ人生に哲学が必要なのか?
1.理想に燃えて人生を生きるため
人生を自分のものとして、生きていこう、自己実現の人生を生きようと思ったら、理想・理念がなければなりません。
そうでなければ、現実に流され、因果のしがらみにからめとられてしまうのが人間です
真実を探究することによって理想・理念を語るのが哲学の社会的存在価値です。
だから哲学は、人間がともすれば現実に流され、からめとられがちになる因果のしがらみを断ち切る力になります。
2.理性という能力を使って心の納得を追及するため
人間は理性という能力を持っています。
理性は、物事の根拠を納得いくまで追求しようとします。
哲学は根源への思索であり、根源からの思索です。
3.もっと幸せになるため
もっと幸せになりたいという人間しか持つことのできない欲求、幸福欲の実現のためです。
哲学は、どうしたら幸せになれるのかを考え、その努力を通して発展してきました。
その意味で、哲学なしには、幸福を手に入れることができない、ということができます。
幸福を手に入れるための2項目
(1)世界観の哲学を持つ
現在より良い社会・環境をつくること。
自分を包み込むより大きな世界のより良いあり方を求める。
それには、「世界観の哲学」を持たなければならない。
(2)人生観の哲学を持つ
外部世界の変革だけでは幸福になれません。
内部世界の変革を遂げなければなりません。
自分自身のより良い生き方を求めていくことが不可欠です。
4.すべての存在の意味を問うこと
この宇宙に存在するすべてのものは、ただ単独でそこにあるのではありません。
互いに影響し合い、互いに関係性をもって存在しているのです。
すべてのものが関係性を持って存在しているなら、そこに「意味」が出てきます。
5.選択力をつけるため
人間が真剣に生きていこうとするならば、
まず「どういうものが存在しているか」という事実を問い、
そののちにそれらの事実から何を学び取るかという選択力が必要になります。
選択力とは、決断力でもあります。
<明日へ続く>
「致知」2002年12月号より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
●芳村思風先生の勉強会
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参加費:2,000円
※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所
