感性論哲学では、問題や対立について、新しい解釈をしています。
問題や対立は、なくならないし、なくす努力も必要ない。
問題や対立があるから人間は成長できる、解消するのではなく、乗り越えることで成長できるとしています。
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対立を乗り越えるために
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脱近代とは、理性社会を超えるということ。
理性は、考えの違いによる対立を生む。矛盾を排除する。画一性を追求する。
だから理性を超えるとは、その矛盾を生きるということ。
考え方の違う人と、価値観の違う人と、能力の違う人と、共に生きるということ。
考え方の違う人と共に生きるには、愛の力が必要です。
理性よりも、愛の力で生きる。理性に頼っている限り、永遠に対立はなくならない。私たちは、新しい歴史をつくるために生きている。愛の実力を養って、愛の実力を成長させて、新しい歴史をつくる。
今までは、対立を解決するための策は、
1.説得する 2.妥協する 3.こびへつらう 4.逃げる 5.戦う (国や民族間では、戦争)
しかなかった。いずれも解決策にはならなかった。
『対立』にも意味と価値がある。
対立はなぜ起こるのか
1.体験の違い
2.経験の違い
3.知識・情報の違い
4.解釈の違い
5.出会いの違い
によって生まれる。
『対立とは自分にないものを相手が持っている』
ということの証明です。
自己の成長とは、自分にないものを持っている相手から学ぶ努力をすることから生まれます。
だから、対立とは、いまの自分の成長に必要な対象が現れているのだ。対立から学ぶ。対立から逃げてはならない。
相手から学ぼうとしないということは『愛』がないということです。
矛盾を生きる力を、身に着ける。
対立する相手に『戦いの目』から、相手から学ぶという『愛の目』に変わることで、今までと違うことから。始まります。
すべてが変わります。
目は口以上に物を言います。理屈を超える、矛盾を生きる。
理屈ではありません。
親子の愛は、血縁という理屈を超えたつながりであるのに、そこに理屈を入れたらうまくいかない。
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
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