芳村思風先生の一語一絵のブログ-15

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時は流れるものではなく、積み重なるもの
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~なぜ墓参りをするのか?祈るのか?~

過去とは、決して過ぎ去った時間ではない。
時間は流れない。積み重なるもの。
命も流れているものではなく、命の中に38億年の過去からのつながりが積み重なっている。
母なる宇宙が人間の命を作りだし、以来38億年間途切れることなかったから
今この命がある。
一人ひとりの命の中に、38億年間の因果、避けがたい宿命が宿っている。

今の生活を良くするためには、過去の祖先の罪を、わが人生において償う。
墓参りは、38億年の命の歴史に感謝し、祖先の必死の生き様に恥じない生き方をする、
という誓いをするために祈る。
38億年間の命の歴史を背負って、自分の100年足らずの人生を生ききり、自分の命の役割を果たさなければならない。

人間は、不完全だから、どこかで人に迷惑をかけている。
生きるために、他の動物、植物の命を犠牲にして生きている。

この人生においては、命の底から湧いてくる欲求・欲望を、理性を使って
人の役に立つことで、38億年の過去の命の罪を償い、幸せな人生を送ることができる。
そしてそれを子孫に引き継いでいく。

償いの人生を生きる。それを現実化するのが職業である。
職業とは、贖罪(しょくざい)である。
職業(仕事)を通して人の役に立ち、人を幸せにすることで
38億年前からの過去の罪を償い、自分の人生を幸せな方向へ向かわせていく。
職業を人に迷惑をかけ、金儲けだけに、そして自分のためだけに使って、
命への祈りがないと、新しい罪を作り、子孫への影響を残してしまうのです。

年末年始の墓参りや神社仏閣への参拝・祈りの時が多くなる時期です。
墓参りや祈りは、祖先の必死の努力に報いる生き方をしますという感謝の心を持って生きるということなのです。


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

※今月は、解説なしの芳村思風先生の言葉だけをご紹介します。
わからないこともあるかと思いますが、ご自分なりに感じてみてください。

●芳村思風先生の勉強会
・9月1日(日)岐阜21世紀クラブ

・9月4日(水)名古屋思風塾
18:00~20:00 WINCあいち
参加費:2,000円

・9月13日(金)滋賀思風塾
・18:30~  草津エストピアホテル JR草津駅前
参加費:4,000円

※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所