芳村思風先生の一語一絵のブログ-24256

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時は流れるものではなく、積み重なるもの
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~なぜ墓参りをするのか?祈るのか?~

過去とは、決して過ぎ去った時間ではない。
時間は流れない。積み重なるもの。
命も流れているものではなく、

命の中に38億年の過去からのつながりが積み重なっている。
母なる宇宙が人間の命を作りだし、以来38億年間途切れることなかったから
今この命がある。
一人ひとりの命の中に、38億年間の因果、避けがたい宿命が宿っている。

今の生活を良くするためには、過去の祖先の罪を、わが人生において償う。
墓参りは、38億年の命の歴史に感謝し、

祖先の必死の生き様に恥じない生き方をする、
という誓いをするために祈る。
38億年間の命の歴史を背負って、

自分の100年足らずの人生を生ききり、

自分の命の役割を果たさなければならない。

人間は、不完全だから、どこかで人に迷惑をかけている。
生きるために、他の動物、植物の命を犠牲にして生きている。

この人生においては、命の底から湧いてくる欲求・欲望を、

理性を使って人の役に立つことで、38億年の過去の命の罪を償い、

幸せな人生を送ることができる。
そしてそれを子孫に引き継いでいく。

償いの人生を生きる。それを現実化するのが職業である。
職業とは、贖罪(しょくざい)である。
職業(仕事)を通して人の役に立ち、人を幸せにすることで
38億年前からの過去の罪を償い、自分の人生を幸せな方向へ向かわせていく。
職業を人に迷惑をかけ、金儲けだけに、そして自分のためだけに使って、
命への祈りがないと、新しい罪を作り、子孫への影響を残してしまうのです。

年末年始の墓参りや神社仏閣への参拝・祈りの時が多くなる時期です。
墓参りや祈りは、祖先の必死の努力に報いる生き方をします

という感謝の心を持って生きるということなのです。





やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

●芳村思風先生の勉強会
・12月27日(木) 徳島思風塾

思風庵哲学研究所