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大和心と大和魂
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大和心(やまとごころ)とは、理性的に相反するものや
矛盾するものでも受け入れて許すことができる心のこと。
大きく和する心。
日本人は、価値あるものであれば、理性的に矛盾するものでも受け入れ、
すべてを自分のものにして、活かしきってきた。
節操がないのではありません。
日本は、世界の言葉・宗教・文化・音楽・料理・美術などを受け入れ、
さらに自分たちに合うように進化発展させ、集大成してきた。
仏教は、インドで始まり、中国を経て、日本で集大成された。
家には、神棚も仏壇もあり、年末には、クリスマスケーキを食べ、
1週間後には、神社やお寺に初詣にいく、車には成田さんのお守り、
娘はクロスのネックレス・・・
和食だけでなく、中華からイタリアン・フレンチと世界中どこの国の料理も
食べることができる。そしてそれらを取り込んだ和風フレンチなどの新しいものを作り出してきた。
統合は、それぞれの個性を残しながら、ひとつになること。
これからの時代に一番必要な融合と統合の能力、これが大和心。
世界文明の中心が、欧米からアジアへと変わりつつあります。
アジアの入り口である日本に今、世界文明の中心が来ています。
近代の科学技術文明を集大成させ、
新しい時代の原理を発信していく役目を
日本人が背負っていかなければならないのです。
命の欲求「できることなら、みんなと仲良くしたい」。
これは、全人類共通の欲求です。
国や民族、宗教の違いや対立を乗り越えて、違いを受け入れて、
世界を融合・統合させていくためのリーダーに
日本人がならなければいけないのです。
そしてその大和心を実践していくのが大和魂です。
「武士」は、戦う人ではありません。
「武」という字は、分解すると、戈「ほこづくり」の中に止めると書く。
矛(ほこ)を「止める」と書くのです。
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・
●芳村思風先生の勉強会
・12月27日(木) 徳島思風塾
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思風庵哲学研究所