芳村思風先生の一語一絵のブログ-eeee

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人格的魅力とは
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人間は、人格を生まれてくるのではない。

「この赤ちゃんの泣き方は、深いね~」とは言いません。
生まれた後に努力して人間としての格を獲得して人間になる。

人格とは、何か。
人格の柱は、理性ではない。頭がいい人間が人格者であるとは限らないからです。人格は、技術ではありません。
人格となった人間性は、内から自然に現われでて、感性的に表現されるものです。

人間教育の理念は、理性の発達ではなく、感性の人間化におかなければいけません。
人材教育ではなく、人物教育が必要なのです。


西洋には、人格という概念はありません。
能力を追求することはありますが、人格を成長させるということはありません。
「格」という言葉は、これから「東洋の時代になる」ための大きなキーワードです。


人格には、「高さ」、「深さ」、「大きさ」があります

 

イ.人格の高さとはなにか
1.人格の高さとは、真善美へのより高度なより厳密な価値への感覚

2.にじみでる謙虚さ

3.自信をもつ

4.志の高さ…志にも高さ深さ広さがある。志の高さ・志の深さ・志の広さ(大きさ)

5.人間的実践理念を問い続ける 
  在る(ある)…いかに在るべきか(現在)
  為す(なす)…いかに為すべきか(行動態度)
  成る(なる)…いかに成るべきか(未来)

ロ.人格の深さとは
1.意味や価値を感じる厚みである

2.苦労・悩み・忍耐の質に関係する(外からの否定的な力により深くなる)

3.「逃げない」という姿勢が深さをつくるための前提条件

4. 10歳までは、強く叱る。内省的な心と倫理意識・善悪の判断を体で教える

5.問題や悩みはなくならないことを知る。
問題を乗り越えることが人生だということを理解する。

6.七転八倒が絶対的幸福境涯。七転び八起きではなく、8回目もぶっ倒れる覚悟を持って挑み続ける

7.本質への問い(物事の本質を見抜く力をつける)
 理念への問い(人を見る目・ものを見る目・物事への深い理解)
 「愛とは何か」「ほんとうの勇気とはなにか」などを問い続ける、答えはない

8.不頼独行の問題解決の能力を育てる

ハ.人格の大きさ(広さ)とは
1.器・度量・包容力・統率力の大きさを作る

2.人間性の豊かさをもつ(考え方・価値観・感じ方の違う人間をどれだけ包容できるか)
 (お茶やお花、ピアノをことは教養の豊かさを作る、

続けることで、その道を極めることにより、人間性の豊かさや深さを作る)

3.「対立とは、自分が人間として成長するために学ばなければならない人間が
誰であるかを教えてくれる現象」ということを理解する
 対立を乗り越えること、人間関係の修羅場が、大きさをつくる

4.感情的対立を乗り越える

5.大きさをつくる精神的原理を知る・問いを持つ
空間的全体性(対存在の原理・能力の無限の可能性・大きな世界と関わる) 
時間的全体性(先見力・夢理想を描く力・歴史観をもつ)







やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・

●芳村思風先生の勉強会
・12月9日(日) 滋賀思風塾
16:20~    ロイヤルオークホテル
参加費:4,000円

・12月12日(水)愛知思風塾
18:00~20:00 ウインクあいち1101
愛知思風塾は、企業の協賛により参加費は無料です


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