芳村思風先生の一語一絵のブログ-k14

今月は、日めくりカレンダーの言葉です。
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考え方ではなく、感じ方が人間を決定する
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意味や価値を感じてこそ人生、燃えてこそ人生、燃えるのは感性です。

愛も幸福も生きがいも考えるものではなく、すべて感じるもの、
理屈を超えたものです。

どんな豪邸に住んで裕福な暮らしをしていても満足できないで、
「私はなんて不幸なのだろう」と思っていると、幸福ではありません。

六畳一間に家族四人で住んでいても「私はなんて幸せなのだろう」

と思えれば、幸せです。

愛・幸せ・生きがいのように、「価値あるもの」は、すべて感じるものです。

感じ方にこそ、その人の個性が表れます。
感じ方が人間を決めるのです。
人が成長するというのは、その感じ方が成長するということです。

「考える=理性」と「感じる=感性」は、人間のなかで、

対等の価値を持つ全く違った能力。
人間には、60兆個の細胞あり、感性が一つの命として統合しています。
感性は、人間が生まれてから死ぬまで

一時の休みもなく働き続けている存在です。

精神と肉体を根源的に統一しているのは感性です。
「私」とはなにか? 
私=肉体ではない。
肉体の細胞は、1ヶ月から半年で生まれ変わる。
何年か前の写真に写った自分と今の私の姿(肉体)は違う。
しかし、私であることには変わらない。
肉体=私ではない。
肉体は、私の一部。
「私」の意識を根底から支えているのは感性しかない。
「私」という理屈抜きの意識は、

理屈抜きの存在である感性によって支えられている。



感受性とは、外部からの刺激によって反応を誘発される受動的能力。

感性とは、本来受動的でなく、積極的に感じ取る力。
自分が生きて行くために必要な情報を自ら感じ取ろうとするのが

感性の働きが、「求感性」(ぐかんせい)である。

求感しなければ感受できないのです。
求めなければ、受け取ることができません。
感性の本質は、求感性です。
求感性とは、自分の心を本当に納得させてくれるものを求める力です。

感じ方を成長させるとは、感じる力、求感性を成長させること。





やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


※「日めくりカレンダー」と「風のことば集」には、解説はありません。
ご紹介している言葉は、感性論哲学のほんの一部です。

言葉のひとつから、その裏に隠れているものを想像したり、感じてみてください。

哲学は、解釈力です。

事実は、ひとつですが、解釈は無限です。





●芳村思風先生の勉強会
・11月14日(水)愛知思風塾
18:00~20:30
WINCあいち会議室
※岡山思風塾・愛知思風塾は、

企業の協賛により無料でご参加いただけます


・11月17日(土)~18日(日)第3期後継者育成講座(新大阪)
13:00~

思風庵哲学研究所