今月は、カレンダーにない言葉の解説です。
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自分のまわりの人を幸せにする力を持って本当の幸せを実感できる
境涯論とは(1)
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境涯とは、その人の全人格的な成長の水準を意味する。
人間は、自分だけが幸せになるのではなく、
まわりの人をも幸せにする力を持って、
初めて本当の幸せを実感できます。
人間は、一人では生きられない社会的存在である。
そのためには自分をも他人をも幸せにする力を養って、
初めて人間の境涯は成長する。
この力が、人間力です。
境涯論は、西洋には存在しません。
西洋においては人間性や性格や個性は神によって与えられ固定されていて、
努力して成長させるものではないと考えられています。
人格を磨いて人間性を成長させる体系としての境涯論は
出てくる余地がないのです。
英語には、人格という言葉はありません。
東洋においても体系的な境涯論は仏教における「十界論」しかありません。
しかし仏教における境涯論は人間が人間界を超え出て仏の境地をめざす
という宗教的な意図があります。
感性論哲学におけるは、人間でありながら神仏の境地に憧れ、
神仏を目的にする哲学ではありません。
肉体や感情を持つ人間でありながら、
神仏の完全性を目的にすることは「人でなし」をめざすことになるからです。
(続く)
「人間の境涯」(致知出版社)より
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・
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