今月は、カレンダーにない言葉の紹介です。
感性論哲学の基礎を芳村思風先生本人がまとめられたものです。


芳村思風先生の一語一絵のブログ-php1


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新しい人間観と新しい生命観(5)
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●感性が肉体をつくる

・模索し、探索する動的バランス

「感性の3作用」というのは、
一口で言えば平衡作用と表現されるものですが、
一般にカンとかコツとか言っているものが
この働きによって出て来る能力の現実的な姿です。

それは、「まさにこれだ!」という命の在り方というものを模索していく、
探り当てるという働きなのです。


・感性の3作用で肉体が出来ていく

感性は、主に「感性の3作用」を用いながら、
肉体の形を作り出していくということをします。

神経というものを見ますと、
この情報ルートは、
感性が統一した意志決定というものを作り出すためにすべてに情報を巡らせて、
「その中のどれを選ぶか」という判断をするために作り出したものなのです。

感性は自分が生きるために必要な情報を獲得する能力です。
そして、多細胞生物は、
情報を全ての細胞に伝達していかなければ、
統一した行動がとれません。

ですから、どうしても神経系というものを作り出さざるを得なかったのです。
高等生物には、目や鼻というような感覚器官というものが存在します。
目というものは感性が見るためにつくった感覚器官であり、
耳というのは感性が聞くためにつくった感覚器官なのです。


・いかにして感性は目をつくったのか

例えば目は、
生きるために不可欠な光から得られる情報を
自ら積極的に求めようとする働きにより、
皮膚の細胞が次第に変化して、光学的器官としての原形が少しずつできて、
それがだんだんと進化し、光学的器官に発達していったのです。
どういうふうに発達していくかというと、
そこに通じる神経系がどんどん太くなり、多くなっていく訳です。

ところが、いったんそういう目を持っても、
洞窟生活をするということになってしまうと、急速に目が退化してしまいます。

このように、神経系というものは感性の欲求によって感性の情報を伝え、
情報を獲得するといった要求によってつくり出され、
あるいは消滅させられるということが分かります。

そして、感性が神経系を発達させることによって、
肉体の形を変えていくということになるのです。

(続く)



今日も素晴らしい一日でありますように!



芳村思風先生 「だいじょうぶ日めくりカレンダー」より

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