今月は、カレンダーにない言葉の紹介です。
感性論哲学の基礎を芳村思風先生本人がまとめられたものです。

0617

☆☆☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆☆☆

・感性の3作用「調和作用・合理作用・統一作用」、そして、動的バランス

さらに、感性というものの働きをみますと、
感性は基本的に、「平衡作用=バランスを保つ働きを持つ」ということができます。
生きているということは、新陳代謝をすることです。

しかし、新陳代謝と言っても、
あまりにも取り過ぎてしまったり、出し過ぎてしまったり、
いろいろなプロセスを経ながら、
ようやくバランスのとれた摂取と排泄ということができるようになり、
ようやく生きていることができる状態の生命というものが
地球上に成立したわけです。
そういうことから、単細胞生物における基本的な生命維持の働きは、
平衡作用であるということができるのです。

この平衡作用という能力が成り立つためには
感性に調和作用が存在しなければなりません。
これは、安定した生命状態を維持する上で
ちょうどよい状態に対する感覚のことです。

次に調和というものを合目的的な作用によって維持させる、合理作用が必要です。
この合目的的な作用と調和作用というものが一体となって、
細胞の中で働くと、統一作用という働きをするようになります。

つまり、平衡作用とは、
この調和作用、合理作用、統一作用という3つの作用の複合体なのです。
常に変化の中で調和、合理、統一という状態を維持する働きが
感性の基本的な働きということです。

これら3つの働きを「感性の3作用」と言い、
生命というものが変化する環境に適応していくために、
どうしても必要な働きになっています。


・感性の2大目的「意志の実現・愛の実現」

最後に、感性の2大目的です。
すべての生物は、「自己保存」と「種族保存」という2つの欲求を持っています。
「自己保存の欲求」は、人間においては、「意志」として現象し、
「種族保存の欲求」というのは、「愛」として表現されます。
人間は「意志」を実現すること、そして、「愛」を実現すること、
この2つの目的に生きるのです。

人生の最大の幸福は、
「この仕事のためだったら、死んでもいい」と思うような仕事を持ち、
「この人のためだったら、死んでもいい」と思うような人と結婚することです。

「意志」を実現すること、「愛」を実現すること、
この2つが人生にとって究極の目的であると言えます。

(続く)





今日も素晴らしい一日でありますように!



芳村思風先生 「だいじょうぶ日めくりカレンダー」より

壁掛け型です。
縦 26cm × 横 14cm
言葉は、芳村思風先生。

携帯版のホームページ
ができました。
よかったら見てくださいね。


パソコン用新しいホームページ




よかったらお知り合いにもこのメルマガをご紹介ください。
下のアドレスに空メールを送ると登録できます。

●メルマガ登録用アドレス
aM0091267@mobile.mag2.com

<芳村思風先生の勉強会>


8月の岡山思風塾は、中止なりました

8月22日(日)大阪思風塾


10月30日(土)
思風塾全国大会




詳細