今月は、カレンダーにない言葉の紹介です。
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人材教育ではなく、人物教育を
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芳村思風先生の一語一絵のブログ-21


教育の目的は、人間を人間らしい心を持った人間に育てると言うことです。
人間らしい人間には、3つの条件があります。

1.不完全であることを自覚することからにじみでる謙虚さを持つこと

2.より以上をめざして生きる。
人間としても向上心を持つこと。

3.人の役に立つことを喜びとする心を持っていること。


この3つは、順番も大切です。
人間らしい心を作る最も本質的なものは、意味や価値や素晴しさを感じる感性です。

より真なるもの、より善なるもの、より美なるものを求めていこうとする欲求が、
その人間から湧いてくるような教育をすること。

人間らしい心と価値を感じる感性を育てると言うことです。
自ら意味を感じ、価値を感じ、素晴しさを感じ、
責任を感じたいという欲求を持てばほっておいても人間は成長します。

興味や関心が湧いてくるように教えること。
もうちょっと知りたい、もうちょっとやってみたいと思わせるのがコツです。

資本主義社会では、人間を会社経営のための資源、材料として捉えられてきました。
そのため教育も人材教育と言われています。
これからの時代は、人材教育ではなく、人物教育でなければなりません。

社員教育は、技術やノウハウだけでなく、
全社員を人物たらしめるための教育をしなければなりません。

社長と同じ考え方や同じ価値観にするための教育では、
個性の時代に対応することはできなくなってきます。

21日のカレンダーの解説


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