※この夏の東京バトン 南青山のサロンにて そらさんと私の朝食(コーヒーカップの中の量が多い方が私の側・笑)

 

 

 

私には、栄養カウンセラーという肩書きがありましたが
それは私が決めて名付けたものではありませんでした。

心療内科で、
過去の生育歴やトラウマになっていることを掘り下げたり
現在抱えているトラブルに対処する方法などを助言する
心理カウンセラーに対する呼称として
体に抱えている問題だと感じていることや苦痛なことを改善するために
食習慣などを見直してアドバイスするのが栄養カウンセラー。

でも、自分の中ではずっと

私はそういうことではないと感じていました。

現実として、栄養指導を率先してやっていたことは
ほとんどなかったから。
 
 

もちろん、
血液検査の結果を解説して欲しいとか
今出ている症状をなんとかしたいといった
来られた方が求めることを優先はしていましたし
自分から積極的に質問や話をしない方には
それらしき話をきっかけとしてしてはいきますが…


栄養カウンセリングだけでなく
カウンセリングそのものを敬遠される方というのは
自分の痛いところをつかれたり
向き合いたくないところを掘り下げられて
改善するよう指導されると思っている方が多いようです。

一般的な心理カウンセリングでは事実
そういった趣旨で行われているものが多いようです。
 
ですから、今度は
栄養カウンセリングということになると、
まず食事を中心に生活習慣の改善指導され
規則正しく、バランスよくという方向へ指導されると
思い込まれてしまうことでしょう。
 
 
※9月の出雲バトンで15歳をお迎えしたバーベキューの準備具材 (島根和牛もありました)
 
 
けれども、実際に
私のカウンセリングを受けられた方というのは
そういった印象はほとんどなかったのではないかと思います。
 
 
私自身が規則正しく3食など食べてはいませんでしたし
バランスなど全くないというほどに
世間的には偏った食生活であることもお話していましたし
 
求められない限り
献立の話などもめったにすることはありませんでした。
 
 
 
苦しくて、なんとかしたいけれど
食習慣などの生活習慣を意識して改善しようとすることは
単身者や共稼ぎで忙しい方々は
余裕がなくて料理はできないよ!って思って
できない自分を責めることにつながりかねなくなるでしょうし
現実的に人数が少ないのに
手間をかけて料理を作る方が慣れていないと不経済だったりします。
 
私自身が基本手間のかかる料理はしませんが
手間をかけて作ってくれるものを喜んで食べていました。
 
そもそも、栄養とか体の話って
全体の何割くらいしていたのかな…
 
 
 
 
何を優先するのか?
 
ということは
本来、人によっては異なるはずなのですが
 
心理カウンセリングであれば
個別に家庭環境や事情が違うから考慮されることも
栄養指導では、
人間である以上?なぜかみんな一律という暗黙知で…
 
一般的に、
最も足並みを揃えた正しさを求められやすいカウンセリングが
栄養カウンセリングだったかもしれません。
 
 
 
 
 
栄養カウンセリング = 規則正しいバランスの栄養指導  
 
 
 
というイメージが
一般にはいつの間にかどこかで定着していたようです。
 
現に、栄養療法という分野の学会のような活動があるので
そこを知っている医師などでさえも
栄養カウンセリングといえば、
「栄養療法のだいたいあんな感じ」というイメージを知識で持っていて
自分の知識や経験の範囲内で置き換えた内容のことしか
想像できなかったことでしょう。
 
 
※15歳が参加した出雲バトン最終日の昼食 
 これを見るなり彼女はこう言いました。  「うわぁ~ しあわせ~♪」  
 
 
 
私のカウンセリングは
長期間のリピーターも珍しくはなくて
 
それが傍から見ると
栄養指導だけなのに、どうしてそんなに長く続くのか?
と、疑問を持たれたこともありましたが
 
 
最初に私のセミナーに参加されてから
カウンセリングに来られた方の中には
「栄養のことだけじゃないと思ったから来ました」
と、はっきりおっしゃった方が実際にいらっしゃいました。
 
その方とのそれぞれの関係性の中で
お伝えすることや話す内容は決まっていくので
人によって本当にバラバラだったなぁと思うのです。
 
 
 
 
「レオナルド・ダ・ヴィンチの話をしてください」
というリクエストの時もあれば
 
文学がお好きな方であれば
私との対話の中で感じたことを
短詩にしてくださった方もいらっしゃったり
 
精神世界を探究された方であれば
自分が行き着いたおすすめ分野の書籍を
私に紹介してくださるだけでなく
ダイジェストのレジメを作って持ってきてくださって
私が講義を受けているかのようだったり。
 
私が、栄養カウンセラーという肩書きを通して体験したことは
その方が自分を表現していく姿を見せてもらったことであって
全然栄養カウンセラーらしくはありませんでした。
 
 
 
 
 
 
けれども、
体のことで私が1番伝えたかったこと
 
それは、その仕組みの素晴らしさでした。
 
 
 
生命の仕組みの素晴らしさ
 
 
 
栄養素や食事や検査数値というのは
物質と行為と結果の話なので
それほど時間を要することはないかもしれませんが
 
生きる仕組みの素晴らしさというのは
そう簡単にお伝えしきれるものでもなかったように
感じています。
 
 
 
素晴らしさに
できるできないはないのだから。
 
 
あなたとはどんな話をするのかな?
 
 
 
shiho
 
 
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